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ドジャースの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、本拠地でのレイズ戦に「1番DH」で先発出場。4回裏の第2打席に内野安打で出塁し、今季40個目の盗塁に成功。さらに、9回裏の第5打席には40号サヨナラ満塁弾を放ち、メジャー通算6人目の「40本塁打、40盗塁」を達成した。
米記者は、チーム129試合目で金字塔を打ち立てた大谷に新たな大記録への挑戦を期待している。
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■さらなる前人未到の記録も視野に
8月の大谷は、前日の試合終了時点で月間打率.198と不振に陥っていた。打球が野手の正面を突く不運も続いたが、前半戦は維持していた打率3割から陥落。激化する地区優勝争いを勝ち抜くためには、復調が急務とされてきた。
20日(同21日)の試合で14試合ぶりのマルチ安打を記録するなど、徐々に強い当たりが戻り始めた中で迎えたこの試合、同点の最終回2死満塁で大谷は、右中間への40号サヨナラ満塁本塁打を放った。メジャー史上6人目の「40-40」達成は、チーム129試合目、出場126試合目となる史上最速記録を更新。
また、この日の活躍でレギュラーシーズン「50本塁打、50盗塁」ペースにも到達。残り33試合で10本塁打と10盗塁を要するが、直近33試合で11本塁打、17盗塁をマークしており、不可能な数字ではない。
米メディア『ドジャース・ネーション』のノア・カムラス記者は、「MLBの歴史上、45本塁打45盗塁を達成した選手はいない。ショウヘイ・オオタニがドジャースでの最初のシーズンに50本塁打と50盗塁を達成する可能性は大いにある。断裂した上腕二頭筋のリハビリをしながら彼がやっていることは、理解を超えている」と驚きをまじえつつ、前人未到の偉業達成に大きな期待を込めた。
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