【新潟2歳S/追い切り診断】最高評価「S」は“想定8人気”前後の穴馬 折り合いつき「豪快な弾けっぷり」で文句なし | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【新潟2歳S/追い切り診断】最高評価「S」は“想定8人気”前後の穴馬 折り合いつき「豪快な弾けっぷり」で文句なし

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【新潟2歳S/追い切り診断】最高評価「S」は“想定8人気”前後の穴馬 折り合いつき「豪快な弾けっぷり」で文句なし
  • 【新潟2歳S/追い切り診断】最高評価「S」は“想定8人気”前後の穴馬 折り合いつき「豪快な弾けっぷり」で文句なし

第44回新潟2歳S(25日/GIII、新潟芝1600m)には新馬戦を5馬身差で快勝したサートゥルナーリア産駒のコートアリシアン、藤田晋氏が所有する外国産馬・シンフォーエバー、東京芝1400mを鮮烈な末脚で制したキングマン産駒のスターウェーブなどが出走予定。

本記事では、出走各馬の追い切りを診断し「S」「A」「B」の3段階で評価した有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「モジャーリオ」を取り上げる。

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■モジャーリオ

【中間調整】6月9日、函館芝1200m戦でデビューし6着。函館滞在を続け中1週で臨んだ未勝利戦では、中団からジワッと伸びて初勝利を収めた。このレースも1200m戦だったが、騎乗していた横山武騎手は「もう少し長いところがいい」と1200mの馬ではないとジャッジ。初戦も出遅れから急かされる感じで本領を発揮できなかった感じだったし、現状はマイルぐらいがいいのかもしれない。

前走後はいったん休養を挟み、適条件と思われるマイル重賞の新潟2歳Sへ進むことに。8月上旬に美浦へ入り、自身初となる美浦での調整が進んでいる。11日の初時計で坂路2Fラップ14秒5-13秒5と加速ラップを刻み、牧場での順調さをアピール。そして1週追いとなる14日のウッド併せ馬では2馬身先に行く1勝クラスを追走し、手応えこそ見劣ったがしっかり食らいつき併入に持ち込んだ。

【最終追い切り】レース当週は本番でも騎乗する斎藤騎手が跨り、ウッドで併せ馬。大きく先行させた2頭を追走する意欲的な併せ馬を消化した。直線半ばでもまだ前との差があったが、仕掛けへ機敏に反応し一気に回転数を上げると1頭に先着、1頭と併入としている。馬を前に置いての折り合い、豪快な弾けっぷりともに文句なし。

【見解】跳びが大きく加速に時間を要するタイプだが距離不足の1200m戦で勝ち上がったあたり、能力の高さは評価すべきだろう。前走後はマイル重賞を目標にウッドコースで持ち味を磨く調整を2本。最終追いでは馬の後ろでギリギリまで我慢することができており、マイル対応は万全といったところだ。“親子タッグ”での重賞初制覇へ、美浦へ駆け付け調教騎乗した斎藤騎手の意欲も買える。激走の可能性は十二分。

総合評価「S」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)【重賞深掘りプロジェクト】調教ライター。競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。UMAJINでは「競馬サロン」開設以前から毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

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