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ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地で行われたマリナーズ戦に「1番DH」で先発出場。8回にこの日2本目の安打を放つと、今季38個目の盗塁を決めた。
大谷はこれでメジャー史上6人目の「40-40」の快挙まであと1本塁打2盗塁に迫っている。
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■マルチ安打で復調アピール
大谷はこの試合、3回の第2打席で今季6本目となる三塁打を放つと、ドジャースがリードして迎えた8回にも右翼フェンス直撃の安打で出塁。すると、ムーキー・ベッツ内野手の打席ですかさず38個目の盗塁を決めた。
大谷はこれで、124試合目の出場で「39本塁打38盗塁」に到達。MLB公式のサラ・ラングス記者は自身のXに、「40-40クラブに到達するまでにプレーした試合数」とつづり、歴代の記録を紹介。
2006年のアルフォンソ・ソリアーノ氏(ナショナルズ)が147試合、1988年のホセ・カンセコ氏(アスレチックス)が151試合で続き、昨年達成したロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)が152試合、1998年のアレックス・ロドリゲス氏(マリナーズ)が153試合、1996年のバリー・ボンズ氏(ジャイアンツ)が158試合での到達となっている。
大谷は今季、複数盗塁を7度記録しており、5月6日(同5月7日)のマーリンズ戦と、今月17日(同18日)のカージナルスでは本塁打も記録している。早ければ21日(同22日)のマリナーズ戦で最速の「40-40」に到達する可能性がある。
メジャー史上6人目の偉業へ着々とカウントダウンを見せる大谷。毎年アップデートさせた姿を見せ、進化を遂げた2024年の大谷がさらなる高みに到達できるのか。
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