「パリ2024オリンピック」の 卓球競技は28日、女子シングルスの2回戦が行われる。第3シードの早田ひな（日本生命）はデボラ・ビバレッリ（イタリア）との対戦を迎える。
早田は前日に行われた張本智和（智和企画）との混合ダブルスでは、北朝鮮ペアを前に1－4で敗れまさかの初戦敗退となった。日本のエースとして迎えている今大会で、シングルスでは上位進出が期待される。
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■水谷・伊藤に続く金を逃す
早田は五輪初出場となった混合ダブルスでの初陣では、リ・ジョンシク、キム・グムヨン（北朝鮮）を前に大苦戦。第1ゲームを奪われると、その後も日本に流れを引き寄せることができず3ゲームを奪われ敗戦。前回東京五輪で水谷隼・伊藤美誠ペアが成し遂げていた金メダルへの道が早くも閉ざされることになった。
衝撃の敗戦からの立ち直りが求められる女子シングルスでは、第1シードの孫穎莎、第2シードの陳夢という前回大会のメダリストである中国勢に続く立ち位置。東京五輪以降の成長で日本のエースの上り詰め、国際大会でも安定して上位に残ってきたその実力を見せたいところ。
早田の位置する山には世界ランキング19位のユアン・ジアナン（フランス）や、今大会の初戦でストレート勝ちを収めた同11位のアドリアーナ・ディアス（プエルトリコ）などがおり、対戦の可能性がある。しかし、前日の敗戦もあるだけに、同84位のビバレッリ相手にも油断は禁物。まずは目の前の戦いに集中して一つひとつ勝利を重ねていきたい。
混合ダブルスからのリベンジの場となった女子シングルスの戦いに挑む日本のエース。早田がメダル獲得に向けて、重要な初戦を迎えることになる。
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