【MLB】ジャッジ、球団記録更新の34号も「個人的なことには焦点をあてていない」　同僚捕手は「言葉では言い表せない」と大絶賛

ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は13日（日本時間14日）に敵地で行われたオリオールズ戦に「3番右翼」で先発出場。5回の第3打席に中堅への34号ソロを放った。

ジャッジはこの一打でヤンキースのオールスターブレイク前の最多本塁打を更新。試合後に記録について言及している。

■ソトとのアベック弾で記録達成

開幕から順調に本塁打を積み重ねてきたジャッジ。オールスター前に球団記録を更新してみせた。

5回の第3打席、ジャッジは1死走者なしから相手先発のグレイソン・ロドリゲスの5球目のチェンジアップをとらえる。37度で高々と上がった打球が速度112.9マイル（約181.7キロ）、431フィート（約131.4キロ）で中堅スタンドへ。2試合連続の34号となった。

ジャッジはこの一打で2年前に自身が、1961年にロジャー・マリス氏が記録していた33本を超えて、オールスターブレイク前のヤンキース最多本塁打記録を樹立した。

ジャッジは直前に23号ソロを放ったフアン・ソト外野手とのアベック弾となったが、「彼の後ろで打って、何をするかを見ているのは楽しい。どの打席も本当に素晴らしい」と称賛した。

また、オールスター前の球団記録樹立については「できればこの34本塁打が多くの勝利につながったものであってほしい」と語り、「それがすべてで自分は個人的なことに焦点は当てていない。勝つことに集中している」と自身の記録よりも勝利につながることが大切と考えを述べた。

そんなジャッジについて、チームメイトのオースティン・ウェルズ捕手は「本当に信じられない。彼があれだけの成績を残しているのを見ているが言葉では言い表せない。こんなことは今まで見たことがない」とその圧巻の打撃に脱帽の様子だった。

ジャッジはこれでシーズンでは57本ペースとなっている。2年前に自身が記録した62本のア・リーグ記録に迫れるかも期待が高まる。