今夏のトレード市場で人気を集めているブルージェイズの菊池雄星投手。『MLBネットワーク』のジョン・モロシ記者が、移籍先候補としてドジャースを挙げたほか、レッズなどでGMを務めたジム・ボウデン氏はカージナルスが獲得に動くと主張した。トレード期限が今月30日（日本時間31日）に迫る中、日本が誇る左腕の動向に注目が集まっている。
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■「カ軍は先発ローテの改善に注力」と指摘
米スポーツメディア『ジ・アスレチック』は11日（同12日）、「トレード期限に向けた全30チームの動向」と題して記事を公開。各球団の補強策について、レッズやナショナルズでGMを務めたボウデン氏の見解を紹介した。
同氏はナ・リーグ中地区2位につけるカージナルスに関して、「彼らのフロントオフィスは先発ローテーションの改善に注力しており、オフに数名獲得した後、今夏はさらにベテラン先発投手を獲得しようとしている」と説明。そして「間違いなく1人は獲得するはず。候補としてはブルージェイズのユウセイ・キクチ、ホワイトソックスのエリック・フェディ、ロッキーズのカル・クアントリルらの名前が挙がる」とした。
■モロシ記者は「花巻東コンビ」誕生に言及
昨季は最下位に沈んだカージナルス。今季も序盤は苦戦したが、徐々に順位をアップ。今後、ポストシーズン進出を果たすためには投手陣の整備が必須となっている。そこでトレード市場における注目投手の1人、菊池に白羽の矢が立った形だ。
菊池を巡っては、『MLBネットワーク』のジョン・モロシ記者も言及。先日、出演した番組内で「投手陣に負傷者が続出しているドジャースが先発投手を探している」と伝えた際、大谷翔平投手の先輩にあたる花巻東出身の菊池もターゲットになると指摘したばかりだった。
侍ジャパンの世界一奪還に貢献したラーズ・ヌートバー外野手が所属するカージナルスか、あるいはドジャースで大谷、山本由伸投手と共闘するのか。菊池が選ぶ新天地に注目が集まっている。
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