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ドジャースの大谷翔平投手が4日(日本時間5日)、敵地でのパイレーツ戦に「2番DH」で先発出場し、4打数1安打2三振で終わった。2試合ぶりの安打をマークしたもののチームは0-1で完封負け。この試合では強力ドジャース打線を6回3安打無失点に抑え、4勝目を挙げたジャレッド・ジョーンズ投手の力投が光った。
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■「ショウヘイさえも愚かに見せる」と公式
ジョーンズは初回、大谷を101マイル(約163キロ)の直球で空振り三振に切って取るなど上々のスタート。3回無死一塁で迎えた2度目の対戦は、チェンジアップでタイミングを外して遊ゴロ併殺に仕留め、3度目の対戦でもスライダーを振らせて三振を奪った。
大谷との対戦について「3度も抑えることができたのは非常にクール」と振り返ったジョーンズ。MLB公式は「101マイルの速球はショウヘイさえも愚かに見せる」と表現し、22歳の新人右腕に対して賛辞を贈った。
ジョーンズは米カリフォルニア州出身で、ドジャースファンとして幼少期を過ごした。そのため、「最初は緊張したし、少しボールが荒れた。ただ、その後は緊張を抑えて、落ち着いて投げることを意識した」とマウンド上での心境を明かした。
■指揮官も称賛「これまでで最高の投球」
パイレーツのデレク・シェルトン監督は「ドジャースのような(強力な)ラインナップを相手にしていたことを考えると、ジョーンズはこれまでで最高の投球をしたと思う」と評価した。
また、バッテリーを組んだヘンリー・デービス捕手はジョーンズの長所に言及。「彼は主に直球とスライダー、その他にも2つの球種を混ぜているけど、直球待ちの打者が、その直球をなかなか打てない」と話し、安心して直球中心の配球が可能になるとした。その上で「彼は誰が打席に立っているのか気にしない。相手がオオタニであろうと誰であろうと関係ないんだ。彼は本当に自分の持ち味を信じている。それが良い選手でいられる理由だ」と話した。
ナ・リーグ新人王争いで今永昇太投手(カブス)や山本由伸投手(ドジャース)のライバルとも目される若き剛腕。大谷を封じ、一気に名を挙げたようだ。
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