【MLB】メジャー適応へ奮闘中の山本由伸が愛される理由とは…… 「ヨシノブが好きだよ。彼はよく笑うから」指揮官、同僚の見解一致  | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】メジャー適応へ奮闘中の山本由伸が愛される理由とは…… 「ヨシノブが好きだよ。彼はよく笑うから」指揮官、同僚の見解一致 

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【MLB】メジャー適応へ奮闘中の山本由伸が愛される理由とは…… 「ヨシノブが好きだよ。彼はよく笑うから」指揮官、同僚の見解一致 
  • 【MLB】メジャー適応へ奮闘中の山本由伸が愛される理由とは…… 「ヨシノブが好きだよ。彼はよく笑うから」指揮官、同僚の見解一致 

ドジャース山本由伸投手は28日(日本時間29日)、移籍後初のオープン戦に臨み、昨季ワールドシリーズ覇者のレンジャーズ相手に2回1安打無失点3奪三振という好結果で終えた。チームに合流してからの山本について、マーク・プライヤー投手コーチとデーブ・ロバーツ監督が振り返った。

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■投手コーチ「ニュアンスが伝わるように努力」

メジャーに適応すべく奮闘する山本について、ドジャースのプライヤー投手コーチがコメントした。米地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』のジャック・ハリス記者が伝えている。

同投手コーチによると、山本が加入してすぐに“文化の違い”を埋める必要があると痛感したという。例えば、感触を確かめる程度の軽い投球練習「タッチ&フィール」を指示したにもかかわらず、山本は92マイル(約148キロ)のストレートをズバズバと投げ込んでいたという。

同投手コーチは「タッチ&フィールは10~15球を軽く投げ、捕手が立っているケースもあるくらいだが、ヤマモトにとってのタッチ&フィールは92マイルを出すことなのだろう」と笑い、「ニュアンスの違いを理解して、日本語に落とし込めるようにしている」と明かした。

山本と言えば、やり型の器具を投げて体の動きを確認する独特の練習方法が有名で、ドジャースでも日本時代と同じく実践している。チームメートも興味津々でそのトレーニングを見守っているが、同投手コーチは「彼が何年もの間、取り組んで来た練習方法だから、私たちがそれを変えさせることはない。それをするのは愚かなこと。まずは理解を試みることが重要」と話し、山本の方針を尊重する姿勢を見せた。

■指揮官「双方のコミュニケーションが大事」

同記者によれば、言葉の壁があるにもかかわらず、山本はロバーツ監督やチームメートと冗談を言い合う姿をよく見かけるという。

今後の適応について「双方のコミュニケーションが大事になってくる」と話したロバーツ監督は「ヨシノブを見ていると、彼はとても仕事に集中している。ただ、仕事をしていない時はいつも笑顔なんだ。彼にとってドジャースにいることが心地良いということを示していると思う」と満足気だった。

また、山本のデビュー戦でバッテリーを組んだベテランのオースティン・バーンズ捕手も「私はヨシノブが好きだよ。彼はよく笑うから」と指揮官に同調した。

山本はまだまだプレー面でも生活面でも米国に慣れる必要があるが、同監督は「彼にはシーズンに向けて準備する時間が十分ある。今は野球に集中してもらえればいい」と話し、不安はないとした。

鮮烈なデビューを飾った山本だが、適応が進めばさらに素晴らしいパフォーマンスを発揮する可能性が高い。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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