ドジャースの大谷翔平投手が27日（日本時間28日）、ホワイトソックスとのオープン戦に「2番DH」で先発出場。3打席目に左越えの2ランを放ち、移籍後、初の実戦でいきなり魅せた。MLB公式サイトなどが伝えている。
◆「まじでグッときた」衝撃デビュー弾の大谷翔平、エ軍時代の“相棒”らとの交流にファン感涙「この瞬間が何より嬉しい」
■「ショウヘイの体のつくりは他の選手と違う」
いきなり規格外の一発が飛び出した。ドミニク・レオン投手の直球を逆方向へ打ち上げた大谷。詰まった当たりで、デーブ・ロバーツ監督も「レフトフライかな」と思ったというが、打球は失速することなく左翼芝生席へ飛び込んだ。
同監督も「最近ショウヘイについて学んでいるが、分かったことは（他の選手とは）体のつくりが違うということだ」と笑い、パワーで運んだ一撃に脱帽した。
大谷自身は本塁打について「普通な感じでしたね」と平然と振り返り、特に強振したわけではないと明かした。
規格外のアーチを披露した大谷は右肘手術の影響で、今季はDH専念が有力視されているが、クラブハウスには外野手用グラブとファーストミットを持ち込んでいる。本人は守備に就く準備をする意向を示したようだが、MLB公式サイトによると、指揮官は「そんなこと（大谷が守備に就くケース）が起こるとは思えない」と語ったという。
■指揮官「守備に就くケースは想定せず」も……
「我々の外野の選手層は十分に厚く、そのため彼をDHに据えることを前提にロースターを構築してきた。前提が変わるまではショウヘイはDHに入るし、それに集中している」と話し、現時点で外野守備に就くケースは想定していないと言い切った。
ただ、同監督は昨年12月に米テレビ局の取材に応じた際、「9月にボールを投げられるようになっていたら、外野を守ることはどうかとショウヘイに投げかけたところ、彼も前向きだった」という趣旨の話を披露しており、シーズン終盤のプランとして残っている可能性は否定できない。
大谷は北海道日本ハムファイターズ時代に外野手として62試合出場しており、メジャー移籍後も7試合の経験がある。一塁を守った記録はない。
今季終盤はDHだけでなく、外野や一塁を守り、そして来季は投手としても復活……。大谷が突き進む未来から目が離せない。
◆「まじでグッときた」衝撃デビュー弾の大谷翔平、エ軍時代の“相棒”らとの交流にファン感涙「この瞬間が何より嬉しい」
◆【実際の映像あり】大谷翔平、ド軍初陣で見せた衝撃の左越え1号 エンゼルスでの44号以来6カ月ぶり“快音”で満点デビュー
◆大谷翔平、驚愕のデビュー弾で「6678人の観客が総立ちに」 米専門局が回想「オオタニの2ランで報われた」
文●SPREAD編集部
