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ドジャースの大谷翔平投手が9日(日本時間10日)、アリゾナ州グレンデールでキャンプ初日を迎えた。この日はデーブ・ロバーツ監督のほか、アンドリュー・フリードマン編成本部長も取材に対応し、大谷について言及した。米複数メディアが伝えている。
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■補強に満足も「開幕までの6週間が大事」
大型補強の陣頭指揮を執ったフリードマン編成本部長は「このオフシーズンの展開は非常に幸運だったと感じている」と振り返りつつ、「ただ、これまで多くのチームが、いわゆるオフの勝者になるのを見てきたし、(補強という)重要なステップは踏んだが、より大事なのは公式戦に入るまでの6週間だ」と気を引き締めた。
大谷については「オフの間、彼は多くの時間をドジャースタジアムでの練習に充てていた」と明かし、「そこで新しいチームメートと会うことができたし、環境に慣れるという意味でも良かった」と話した。
その上で「我々は彼の野球に取り組む姿勢が一流であることは知っていた。ただ、実際にこの目で見るまではすべては分からなかった。彼は何をやるにしても、意図を持って計画的に動いていた。一つひとつ意図がはっきりしている。我々のトレーニングスタッフも、手術から戻ってきた選手が、彼のように行動しているのは見たことがないと話していたよ」と称賛した。
続けて「例えば、多くの選手はケージに入った時、何となくバットを振っているが、オオタニはスイングをする前に(実戦をイメージして)ルーティン作業を行うなど、1回1回のスイングに意図があった。そういった姿勢はウエイトルームでもフィールドでも同じだった」とし、重ねて賛辞を贈った。
■山本ら新ローテに自信「10月も才能発揮」
また、同編成本部長は山本由伸投手やタイラー・グラスノー投手らを加えた新先発陣を評価。
「我々は質が高く、層の厚いローテーションを構成している。162試合のシーズンを乗り切り、さらに10月に入っても才能を発揮できる投手が揃っていると感じている」と自信を見せた。
大型補強の成功で冬の王者となったドジャース。キャンプでさらに磨きをかけることができるか、注目だ。
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文●SPREAD編集部