米ツアー第6戦「WMフェニックス・オープン」は8日、アリゾナ州のTPCスコッツデール・スタジアムコース（パー71、7261ヤード）で開幕する。
「ピープルズ・オープン」とも呼ばれる本大会は、米ツアーのなかでも最大規模の観客動員数を誇り、2018年には1週間で71万9179人のファンが来場。1日あたりの入場者数を見ると、ムービングデーの土曜日には21万6868人が押し寄せている。
◆2023年1試合最多ギャラリーはサロンパスカップの3万人超え、男子は回復傾向も女子との差は18万人以上
■他スポーツの観客動員数との比較
この1日約21万人という観客動員数はどれほどなのか……
昨年の国内ゴルフツアーの観客動員数を調べると、男子が年間25万4713人、女子は年間43万9431人を記録。フェニックス・オープンは1日で男子の年間観客動員数と同等のファンを集めていることになる。国内で人気の高い女子ゴルフと比較しても2日あれば同規模のファンを集めることができるビッグイベントとなっている。
他のスポーツと比較すると、アメリカ3大メジャースポーツの1つであるMLBの場合では、1959年のワールドシリーズ第5戦で記録された9万2706人（ドジャースvs.シカゴ・ホワイトソックス）がワールドシリーズにおける歴代最多の観客動員数。これでもフェニックス・オープンの約半日ほど。
世界的にもファンの多いサッカーを見ると、1950年のFIFAワールドカップ決勝リーグ第3戦、ブラジル対ウルグアイの一戦で17万3850人を記録しており、ようやくフェニックス・オープンの観客動員数に近づいたといった印象だ。
フェニックス・オープンと同規模のスポーツイベントを調査すると、1990年の日本ダービー（19万6571人）が該当する。この記録は競馬史に残る大記録であり、世界的に見ても未だに破られていない。
その歴史に残る大記録以上の人数を集めてしまうのが、今週から行われるフェニックス・オープン。今年もスコッティ・シェフラーやザンダー・シャウフェレ、リッキー・ファウラーや松山英樹といった役者が揃っており、注目すべき大会の1つとなっている。
◆2023年1試合最多ギャラリーはサロンパスカップの3万人超え、男子は回復傾向も女子との差は18万人以上
◆松山英樹や久常涼、蟬川泰果は今いったい何位……最新世界ランキング
◆ドライバーで絶対にミスを防ぐ打ち方とは？「アドレスで…」とコーチが解説
G.Tsukamoto／SPREAD編集部
