【MLB】大谷翔平にポルシェを贈られ「時の人」に ドジャース剛腕“武闘派”ジョー・ケリーを公式データで読みとく | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】大谷翔平にポルシェを贈られ「時の人」に ドジャース剛腕“武闘派”ジョー・ケリーを公式データで読みとく

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【MLB】大谷翔平にポルシェを贈られ「時の人」に ドジャース剛腕“武闘派”ジョー・ケリーを公式データで読みとく
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オフの移籍市場は、大谷翔平投手ら大物FA選手を次々と獲得したドジャースが話題の中心となった。バッテリー組のキャンプインを9日(日本時間10日)に控え、今季の陣容はほぼ整ったと見ていいだろう。

ここではドジャースリリーフ陣の一角、大谷にポルシェを貰ったことでも脚光を浴びたジョー・ケリー投手を公式データで読み解いてみたい。

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■典型的な荒れ球の剛腕投手

ケリーは、2009年のドラフト3巡目全体98番目でカージナルスに入団。12年にメジャーデビューし24試合に登板、16先発で5勝を挙げると、翌13年にはリリーフと先発で10勝をマークした。16年以降はリリーフとして定着し、通算12シーズンで450試合に登板、53勝37敗、防御率3.95。昨季シーズン途中にホワイトソックスからドジャースへ2年ぶりに復帰、11登板で防御率1.74と結果を残して再契約にこぎつけた。

MLB公式『Baseball Savant』でケリーのデータを掘り下げると、典型的な“荒れ球の剛腕投手”という特徴が浮き彫りになる。平均99マイル(約159.3キロ)に迫るフォーシームと鋭く沈むシンカーを軸に、昨季被打率.098だったスライダー、スピン量の多いナックルカーブにチェンジアップも織り交ぜて打者を抑え込む。ゴロ率がメジャートップクラスに高く、直近3年間133登板でわずか8被弾と本塁打を打たれるケースがほとんどない。一方で、全投球に対する四球率が高く、昨季も全体平均を上回る10.7%を記録するなど荒れ球とは切っても切れない関係だ。

ケリーは球界屈指の“イタズラ好き”としても知られており、数々の逸話を残している。また、過去のサイン盗み騒動でドジャースと因縁があったアストロズ戦では、アレックス・ブレグマン内野手とカルロス・コレア内野手に対して頭部付近のボールを投球し挑発行為をするなど、“武闘派”としても一部の根強いファンから高い人気を誇っている。

愛着ある背番号17を譲ったことで、大谷とひと悶着起こらないかヒヤヒヤした者も多いと思われるが、ポルシェが深めた親睦のおかげか関係は良好の様子。4年ぶりの世界一奪還に向けて、力強い投球を期待したいところだ。

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文●有賀博之(SPREAD編集部)

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