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MLBは2月9日(日本時間2月10日)、韓国での開幕戦を控えたドジャースのバッテリー組からキャンプインを迎える。各球団今季の陣容が整ってきているが、未だ移籍先が決まらない大物選手たちの去就にも注目が集まっている。
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■大型契約にリスクの声も……
まずは、パドレスからFAとなっている昨季のサイ・ヤング賞ブレイク・スネル投手。高い奪三振率は魅力だが、メジャーワーストの四球数という短所が隣り合わせで、リスク覚悟の投資が求められる。代理人を務めるスコット・ボラス氏は大型契約の象徴とも呼ばれる敏腕で、各球団がもろ手を挙げて歓迎できない事情もある。
打者ではカブスからFAのコディ・ベリンジャー外野手。昨季は130試合に出場し、打率.307、26本塁打、97打点、OPS881の大活躍。まだ28歳と若く引く手あまたにも思われるが、2021年、22年に極度の不振に陥った過去があり、こちらも大型契約を結ぶにはリスクが高いとの声が散見される。
そのほかでは、4度のゴールドグラブ賞を誇る名三塁手マット・チャップマン内野手、大谷翔平投手加入でドジャースを退団したJ.D.マルティネス外野手(主に指名打者)、今季パドレスで19本塁打を放ったゲーリー・サンチェス捕手など、錚々たるメンバーがFA市場に残されている。日本選手では唯一、藤浪晋太郎投手の移籍先が決定しておらず、ファンもそのゆくえを注視する日々が続いているようだ。
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(H.Ariga/SPREAD編集部)