【MLB】ドジャース、左腕パクストン獲得はカーショウとの再契約に影響あるか 米記者「チームに戻りたければ……」と言及 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】ドジャース、左腕パクストン獲得はカーショウとの再契約に影響あるか 米記者「チームに戻りたければ……」と言及

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【MLB】ドジャース、左腕パクストン獲得はカーショウとの再契約に影響あるか 米記者「チームに戻りたければ……」と言及
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MLB公式サイトは23日(日本時間24日)、ドジャースがレッドソックスからFAとなったジェームズ・パクストン投手と1年契約で合意したと報じた。同サイトによると年俸は1100万ドル(約16億3000万円)で、開幕ロースターに入れば100万ドル(約1億4800万円)というオプションも付くという。

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■ドジャースファンは複雑な思い

ドジャースが、また1つ課題を解消した。チームは大谷翔平投手をはじめ大型補強に成功しているが、山本由伸投手ら先発ローテーション候補は全員右腕。バランスの悪さが指摘され、左腕獲得を促す声は大きくなっていた。

そこでターゲットとなったのが、レッドソックスからFAとなったパクストン。マリナーズ、ヤンキース、レッドソックスと渡り歩いた左腕は、通算64勝38敗で防御率3.69。2018年5月にはブルージェイズ戦でノーヒットノーランを達成するなど活躍してきた。ケガが多いのは難点だが、威力十分のフォーシームとカーブ、カッターを投げ分け、23年は空振り率27.5%で、三振奪取率24.6%と剛腕ぶりを発揮した。

貴重な左腕と契約し、着々と戦力整備を進めるフロントに称賛が集まる一方、ドジャースファンからはFAとなっているクレイトン・カーショウ投手の去就を心配する声があがっている。

ドジャース一筋16年、サイ・ヤング賞を3度獲得しているカーショウは昨年10月、左肩の手術を行い、そのまま戦線離脱。オフにFAとなり、今も所属先が決まっていない。ファンは帰還を望んでいるが、今回チームがパクストンを獲得したことで、もう左腕は不要なのではないか、という憶測を呼んでいる。

■「ド軍は依然として復帰を歓迎」

ただ、米スポーツメディア『The Athletic』のケン・ローゼンタール記者は、野球専門のポッドキャスト『Foul Territory』に出演し、「カーショウが、もしドジャースに戻りたいのであれば、まだ戻るチャンスはある。ドジャースは依然として復帰を歓迎する準備ができている」とコメント。その理由として「チームは長いシーズンを通して、何度かローテーションの入れ替えを行うはず。選手を外したり、新たに組み込んだりする中で、カーショウはその一部になることができる」とした。

今季手術明けとなるカーショウは夏以降の復帰が予定されているが、35歳という年齢もあり稼働率は低く見積もられている。ただ、新たに獲得したパクストン、タイラー・グラスノー投手はこれまでケガが多く、先発候補の1人ウォーカー・ビューラー投手もトミー・ジョン手術から2年ぶりの復帰とあって、どこまで投げられるか不透明。山本もメジャー1年目ということを考えれば、思わぬ苦戦に会う可能性もある。

先発の頭数は揃っているものの、誰かがつまずくことは否定できず、チームとしてもカーショウが控えていれば心強いことは確か。そのため、ローゼンタール記者は再契約の余地は残されていると見立てた。

シーズンを通してフレッシュな状態をキープできれば、カーショウはまだまだ活躍できるはず。パクストンを加えてローテの厚みが増したことで、カーショウが輝ける環境も整ったとも言える。ファンの心配も杞憂に終わりそうだ。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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