【MLB】「大谷翔平にラブコール届いた」“ロマン砲”マックス・マンシーを公式データで読み解く ドジャース球団10位の175本塁打 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】「大谷翔平にラブコール届いた」“ロマン砲”マックス・マンシーを公式データで読み解く ドジャース球団10位の175本塁打

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【MLB】「大谷翔平にラブコール届いた」“ロマン砲”マックス・マンシーを公式データで読み解く ドジャース球団10位の175本塁打
  • 【MLB】「大谷翔平にラブコール届いた」“ロマン砲”マックス・マンシーを公式データで読み解く ドジャース球団10位の175本塁打

オフの移籍市場は、昨季100勝を挙げたナ・リーグ西地区の強豪ドジャースが主役に。大谷翔平投手ら大物選手を次々と獲得し、4年ぶりの世界一へ向けて着々と準備を整えている。爆発的な得点力が期待される、屈指の重量打線はとりわけ魅力的だ。

ここでは、ドジャースで球団10位の175本塁打を放っている三塁手マックス・マンシー内野手を公式データで読み解いてみたい。昨季キャリアハイの36本塁打、105打点を記録した32歳の“ロマン砲”に注目だ。

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■優れた選球眼と粗削りなスイングが隣り合わせ

マンシーは2012年、ドラフト5巡目全体169番目でアスレチックスに入団。15年にメジャー昇格を果たすも結果が出ず、17年にドジャースへ移籍したことが転機に。翌18年に137試合に出場して打率.263、35本塁打、79打点を記録。一塁手、二塁手、三塁手、左翼手と複数のポジションをこなし、ワールドシリーズ第3戦では、延長18回にサヨナラ本塁打を放つなど印象的な活躍を見せた。

MLB公式『Baseball Savant』でマンシーの打撃指標を掘り下げると、選球眼の良さが浮き彫りになる。昨季はナ・リーグ7位の85四球をマーク、毎年90個前後の四球を選んで出塁率を稼いでいる。ボール球スイング率が極端に低く、2022年にはメジャー全体で最少の16.5%を記録した。

一方で、三振率が高い粗削りな一面も持ち合わせている。初球スイング率がメジャー平均より8%ほど低い21.2%、ストライクゾーンのスイング率が10%近く平均を下回り、不利なカウントに追い込まれるケースも。スイング時の空振り率、三振率がともにメジャー下位25%ほどで、キャリア8シーズンの通算打率は.227に留まっている。

三塁守備の指標にやや衰えが見られるものの、同地区ライバルのジャイアンツ戦では通算80試合で25本塁打、投手有利な敵地オラクルパークに限るとOPS1.018を記録。昨季も5試合で4本塁打と抜群の相性を誇っている。ここぞの場面で一発が飛び出す、力強い打撃で短所をカバーしてくれるはずだ。

昨年11月には、FAとなった大谷に対し「チームメートになりたい」とラブコールを送ったマンシー。熱い願いが届いたのか、念願のドジャース入りが実現。昨季は主に4番打者を務めた“ロマン砲”が塁上の大谷を生還させる、今季はそんな光景が幾度となく見られそうだ。

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文●有賀博之(SPREAD編集部)

《SPREAD》
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