【MLB】大谷翔平、山本由伸を加えても「ドジャースは最高のチームではない」 現地記者が語る本音とは……「多くの疑問がある」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】大谷翔平、山本由伸を加えても「ドジャースは最高のチームではない」 現地記者が語る本音とは……「多くの疑問がある」

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【MLB】大谷翔平、山本由伸を加えても「ドジャースは最高のチームではない」 現地記者が語る本音とは……「多くの疑問がある」
  • 【MLB】大谷翔平、山本由伸を加えても「ドジャースは最高のチームではない」 現地記者が語る本音とは……「多くの疑問がある」

米スポーツメディア『CBS SPORTS』は29日、「10億ドル超の補強でドジャースは球界最高のチームになったか」というテーマで記者座談会を開催。大谷翔平投手、山本由伸投手というFA市場におけるトップ2を獲得したチームだが、現場で取材をしている記者からは厳しい声もあがった。

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■先発ローテーションに不安を抱えるド軍

大谷に10年総額7億ドル、山本に12年総額3億2500万ドルを投じた今オフのドジャース。さらにタイラー・グラスノー投手もトレードで獲得するなど大型補強を続けている。『CBS SPORTS』は今回、記者座談会を開催。今オフの移籍市場を席巻するドジャースについて議論した。

冒頭、「ドジャースは現在、球界で最高のチームか」と司会者から問われたマット・スナイダー記者は「おそらくそうだと思う」としながらも、「少しでもケガ人が出れば選手層の薄さを露呈する」と指摘。さらに「ヤマモトはメジャーで1球も投げていない。30歳のグラスノーが120イニング以上投げたシーズンは1度だけ。さらにウォーカー・ビューラーはトミー・ジョン手術明けとなる。今季ルーキーだったボビー・ミラーも通算125イニングに届いていない」とし、チームは依然として先発ローテーションに不安を抱えていると主張。その上で「ブレーブスやアストロズがドジャースより劣っているかと言えば、そうではないだろう」と持論を展開した。

■ブレーブスの重量打線を評価する声も

R.J. アンダーソン記者は「間違いなく最高か? 各種の成績予測システムに従えば、答えはノーだ」と言い切った。そういう結論が出る理由として「多くの疑問があるから」とし、先のスナイダー記者同様、山本がメジャーに適応できるかなど投手陣に未知数の部分があることが、評価を落としている一因とした。

一方、デイン・ペリー記者は「ヤマモトと契約した時点で、書類上では最高のチームと呼べるだろう。昨シーズン100勝を挙げたチームをベースとして、そこにオオタニ、グラスノー、ヤマモトを加え、さらに昨季手術を受けたビューラーも戦列に戻れば、机上の計算ではブレーブスより優位に立てるはず。しかし、あくまで僅差だ」と分析した。

ブレーブスに軍配をあげたのはマイク・アクシサ記者。「ブレーブスは選手層全体に厚みがあり、特に攻撃面はすごい。ドジャースのムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、オオタニという上位打線は確かに素晴らしいと思うが、23年シーズンは下位打線が弱点となることもあった」と振り返り、今季5選手が30本塁打以上を放ったブレーブスがドジャースを上回るとした。

その上で同記者は「(投手部門も含めて)私はアトランタの名簿の方が好きだというだけで、ドジャースを軽視するつもりはない。球界で最高の 2 チームであり、勝ち星で言えば、1~2勝の違いくらいだろう」と話した。

ドジャースはそもそも11年連続でプレーオフに進出しているチームであり、記者が求めるレベルも高い。「最高」と認めさせるには、もうワールドシリーズを制覇するしか手はないようだ。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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