
今オフにロサンゼルス・エンゼルスからフリーエージェント(FA)となり、去就が注目されていた大谷翔平投手。9日(日本時間10日)自身のインスタグラムでロサンゼルス・ドジャースへの移籍を発表した。
◆大谷翔平、ド軍加入で23年112発の“MVPトリオ”並ぶ強力打線形成か ラインナップを予想「誰が止められる?」
■「6年間で歴史を作った」
多くの球団が獲得に乗り出し、大谷をめぐって争奪戦の様相を呈していた。ついに本人のSNSを通してエンゼルスを離れてのドジャース行きが公表された。
『オレンジカウンティ・レジスター』の記者として大谷のエンゼルスでの日々を追ってきたジェフ・フレッチャー氏は「エンゼルスがオオタニを失う」と題した記事を掲載。
記事内で「エンゼルスファンが長年恐れていたその日がついにやってきた」と切り出したフレッチャー氏は大谷について、「エンゼルスでプレーした6年間で歴史を作った」と称賛。その上で、「今、エンゼルスとそのファンは大谷が過ぎ去った事実と向き合うことになる」と大谷移籍後のエンゼルスについても言及している。
■絶大な人気で球団支える
2023年シーズン本塁打王を獲得した大谷が抜けることに対し「オオタニの不在は明らかに打線に穴をあけることになる」とその影響を挙げたフレッチャー氏。過去3年間で大谷が放った124本塁打はマイク・トラウトの66本のほぼ2倍であったとしている。
また大谷がエンゼルスでもたらしたものに対して、「彼はチームにおいて、ファンの人気者であり、何千人ものファンを連れてきた。 チームは日本企業とのスポンサーシップや球場でのグッズ販売などから数百万ドルの収益を上げた」とフィールド内外での人気面でもエンゼルスを支えたと振り返った。
一方で、「オオタニがエンゼルスにもたらせなかった唯一のものは成功だった」と述べ、大谷はエンゼルスをプレーオフに導くことができなかったとコメント。記事内では大谷が抜けた穴の大きさについてさまざまな角度で言及し、最後に「Ohtani is gone.(大谷はいなくなった)」と締めている。
エンゼルスでプレーした6年間でメジャーリーグを代表する選手に成長し、唯一無二の二刀流選手として頂点に上り詰めた大谷。長年親しんだエンゼルスタジアムを去り、ドジャースのユニフォームに袖を通すことになる。
◆大谷翔平、赤→青ユニへドジャーブルーの背番号「17」映像にファン歓喜 「彼はブルーが似合う」
◆大谷翔平のインスタ投稿に溢れた「人柄の素晴らしさ」 謝罪から始まった“3つの配慮”
◆大谷翔平、移籍決定の“意外な余波” 相棒の去就に心配の声「一平さんも行くよね?」
(Y.Imoto/SPREAD編集部)