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ロサンゼルス・エンゼルスからフリーエージェントとなり、去就に注目が集まっている大谷翔平投手。
8日(日本時間9日)には「トロント・ブルージェイズ入り間近」との情報が入り、にわかに報道が過熱したが、その多くが誤報であることが判明。混乱の元になった記者へ多くの批判が寄せられている。
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■モロシ氏への皮肉を添えて投稿する記者が続々
“狂騒曲”のきっかけとなったのが『MLBネットワーク』のジョン・モロシ記者。日本時間8日の午後10時39分に「大谷翔平の決断は間近。早ければ今日にも」と自身のX(旧ツイッター)に投稿。続いて、その最終候補がブルージェイズであると述べ、カナダ国旗の絵文字までポストした。
しかし、その3時間後には「大谷については、記録的な契約のために身体検査が大がかりになることを覚えておいてほしい。24時間以内に(入団を)選択しても、契約が最終決定するのは数日後になるかも」と“予防線”を張るかのようにトーンダウン。「大谷は今日トロントへ向かう」とも投稿していたが、モロシ記者以外の情報源が一切ない状態が数時間続き、メジャーファンの一部は懐疑的な反応を示していた。
その後、複数の米記者が情報の多くは間違いであると指摘。『ESPN』のジェフ・パッサン記者は「Real baseball news(本当の野球ニュースです)」と添えて他選手の移籍情報を発信、『The Athletic』のケン・ローゼンタール記者は自身の投稿に「Non-Ohtani news(大谷以外の情報です)」と加えるなど、モロシ記者に対する痛烈な皮肉を込めていた。
これで大谷がブルージェイズへ移籍しなかった場合、大きく肩透かしを食らってしまう結果となるが、最後の最後で逆転ホームランとなるのだろうか……。
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(H.Ariga/SPREAD編集部)