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両リーグのMVP選出が終わり、移籍報道が本格化しつつあるメジャーリーグ。大谷翔平投手の去就には一際注目が集まっているが、現在も具体的な情報はほとんど入ってこない。
27日(日本時間28日)には、MLB公式が「大谷にとって球場は地理的条件よりも重要か」と題した記事を公開。大谷が移籍先を決める際に、球場との相性について考慮するかを述べている。
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■ジャイアンツでは本塁打数減少も……
記事では、『ESPN』のアルデン・ゴンザレス記者が「大谷が球場に馴染めるかどうか」が、地理的条件以上に移籍の重要な要素になり得ると報じている。打者に不利な球場を本拠地としている場合、大谷が契約する可能性は低いとのこと。
また、『MLBネットワーク』のジョン・ヘイマン記者も同様の論調で、ニューヨーク・ポスト紙に、サンフランシスコ・ジャイアンツの大谷獲得が「オラクル・パーク」によって妨げられる可能性があるとも記している。
ジャイアンツの本拠地オラクルパークは、右中間が変則的に深くなっており、フェンスまで128メートルという左打者泣かせの球場として知られている。海風の影響を受けるため打球が飛びにくく、大谷にはデメリットが多いだろう。
米データサイト『fangraphs』の予測システム「Steamer(スチーマー)」では、来季の大谷の成績を打率.273、37本塁打、101打点、OPS.917と予想しているが、移籍先次第では大きく変動してもおかしくない。二刀流としてプレーを続ける大谷にはどの本拠地を選んでも恩恵がありそうだが、本塁打に対するこだわりを重視するのだろうか。
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(H.Ariga/SPREAD編集部)