
ロサンゼルス・エンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平投手が16日(日本時間17日)、ア・リーグのMVPを満票で受賞した。2021年以来2度目となるが、前回も満票で受賞しており、満票でMVPを2回獲得したのは史上初の快挙となった。
◆「大谷翔平との契約」を目標に掲げたのは争奪戦本命ドジャースのみ 公式がウインターミーティングにおける各球団の最優先事項を紹介
■女性レポーター「犬の名前を聞いて」
米専門局『MLBネットワーク』のMVP特番に“愛犬”とともに出演した大谷。グレーのトレーナーを着て犬を抱え、スタジオとやり取りした。中継の途中にはエサを与える場面も映り、視聴者をほっこりさせた。
米放送局『バリー・スポーツ・ウェスト』のレポーター、エリカ・ウエストンさんが「誰か彼に犬の名前を聞いてもらえますか」と投稿するなど、SNS上では大谷の隣でくつろぐ犬が大きな注目を集めた。
考察が進み、どうやら犬種としてはオランダ原産の「コーイケルホンディエ」ということで一致を見ているようだが、飼い主や名前は不明。「ネズ・バレロ代理人の犬では?」「水原一平通訳の愛犬では?」と推測する声があがっていた。
■勝率5割以下で満票MVPは大谷だけ
MVPを獲得した大谷について、米データサービス『オプタ・スタッツ』は「勝率5割以下のチームで満票MVPを獲得したのは2021年と今季のオオタニだけ。NBAでもNFLでもNHLでもゼロ」とし、規格外ぶりを改めて説明した。
また、公式サイトのサラ・ラングス記者も自身のX(旧ツイッター)でデータを公開。「オオタニはMVPを獲得したオフにFAとなった5人目の選手。これまでの4人のうち3人は前所属球団と再契約を結んだ」と紹介。同記者によると、2022年のアーロン・ジャッジ、07年のアレックス・ロドリゲスはニューヨーク・ヤンキースと、1989年のロビン・ヨーントはミルウォーキー・ブルワーズと再契約し、残留の道を選択したという。唯一移籍したのは92年のバリー・ボンズで、ピッツバーグ・パイレーツからサンフランシスコ・ジャイアンツに新天地を求めた。
これまでのデータとしては75%の確率でエンゼルス残留となるが、果たしてどうなるか。新人王、最優秀監督、サイ・ヤング賞、MVPと続いた表彰ウィークが幕を閉じ、メジャーの話題は再び移籍市場一色に染まる。
◆「大谷翔平との契約」を目標に掲げたのは争奪戦本命ドジャースのみ 公式がウインターミーティングにおける各球団の最優先事項を紹介
◆「完全に理解不能」大谷翔平争奪戦からマリナーズ撤退報道に地元メディア憤り ド軍専門サイトは「競争相手が減る」と歓迎
◆「ニューヨークに来る兆候はない」大谷翔平の移籍先、ヤンキースとメッツは脱落か オッズ急浮上はブルージェイズ
文●SPREAD編集部