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MLB公式は16日(日本時間17日)、全米野球記者協会(BBWAA)所属の記者投票による今季の年間最優秀賞選手(MVP)を発表。
ア・リーグは大谷翔平投手、ナ・リーグはアトランタ・ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手が、ともに記者30人の1位票を全て集めて圧勝。アクーニャJr.は自身初、大谷は史上初となる2度目の満票受賞を果たした。
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■接戦予想のナ・リーグも満票に
大谷は今季打率.304、44本塁打、95打点、20盗塁、OPS1.066。日本選手初の本塁打王を獲得。投手としても23試合に先発し10勝5敗、防御率3.14。132イニングを投げ、167奪三振を記録。9月は故障で離脱するも、ライバルたちに圧倒的な差をつけ満票受賞となった。
得票2位がテキサス・レンジャーズの世界一に貢献したワールドシリーズMVPのコーリー・シーガー内野手で、24人の2位票と6人の3位票を獲得。3位には同僚のマーカス・セミエン内野手がランクインした。
一方、激戦が予想されたナ・リーグもアクーニャJr.の満票受賞で決着。2位のムーキー・ベッツが2位票を全て集め、それ以外の票が3位のフレディ・フリーマンら下位選手に。アクーニャJr.は今季、1番打者として159試合に出場。打率.337、41本塁打、106打点、73盗塁、OPS1.012。前人未到の大記録「40本塁打70盗塁」を達成。歴代最多タイ記録307本塁打の超強力ブレーブス打線をけん引し、チームを地区優勝に導いた。
MLB公式によると、両リーグMVPが満票で選出されたのは史上初の出来事。ともに歴史的なシーズンを送ったふたりのスーパースターに相応しい、満場一致の受賞となった。
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(H.Ariga/SPREAD編集部)