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オリックス・バファローズからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す山本由伸の人気が止まらない。
ニューヨークの2球団(ヤンキース、メッツ)が獲得に乗り出すことは既定路線として報じられているが、ここにロサンゼルス・ドジャースも参戦する模様だ。名門3球団のガチンコ争奪戦に注目が集まる一方、ポスティングでのメジャー挑戦を表明した今永昇太(横浜DeNAベイスターズ)も評価を高めている。
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■山本争奪戦は名門の三つ巴か
山本を巡っては米放送局『SNY』が先日、「ヤンキースとメッツが獲得に本腰を入れる」と報じたばかりだが、15日(日本時間16日)に今度はMLBネットワークのジョン・モロシ記者が「ドジャースはヤマモト獲得にもっとも興味を示しているチームの1つだ」とX(旧ツイッター)に投稿。ニューヨークと西海岸の名門が山本争奪戦で火花を散らす展開となっている。
山本の獲得レースが激しさを増す一方、静かに人気を集めているのが今永。ドジャースの専門メディア『Dodgers Nation』は「ドジャースが獲得すべき注目されていない3人のフリーエージェント」と題して、記事を公開。ビッグネームではないものの、チームにとって堅実な獲得となる3選手(ルイス・セベリーノ投手、アダム・デュバル外野手、ジャック・フラハティ投手)を紹介した。今永は3人に入らなかったが、同メディアは“ボーナス”としてピックアップ。3人に入らなかったのは「注目度が増しており、記事のコンセプトである“注目されていない”に当てはまらなくなってきたから」と説明した。
■山本、今永に加え前田の名前も
記事は「イマナガはドジャースファンにとって気になる名前だ。日本のスター、ヤマモトに注目が集まっているが、彼はロサンゼルスにとって最高の獲得選手になる可能性がある」と評価。MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者がつづった「彼はヤマモトよりもずっと安い条件で獲得できるはずで、ドジャースはローテーションに左投手をもう1人加えることができる。イマナガはチームの先発3番手として位置付けられ、今後数年間にわたって信頼できるローテーションの一員になるだろう」というコメントも紹介し、獲得を後押しした。
また、『SNY』はメッツの補強候補として今永のほかに前田健太の名前を挙げており、先発4番手、5番手としてローテーションを託せると期待した。
大谷の移籍先候補として名前があがるドジャースやメッツだが、山本や今永、前田も狙っているのだろうか。ここに来て日本投手の高評価ぶりが顕著になっている。
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文●SPREAD編集部