鈴木千裕、“新王者誕生”の可能性を海外ブックメーカーが予想　ケラモフ勝利が「1.25倍」と圧倒も勝機あり【RIZIN LANDMARK 7】

「RIZIN」初の海外興行、「RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan（ライジン ランドマーク 7 イン アゼルバイジャン）」がいよいよ4日22時より開催される。

メインマッチでは鈴木千裕が現王者ヴガール・ケラモフとのタイトルマッチに挑む。果たして前回の「超RIZIN.2（スーパーライジン2）」でのパトリシオ・ピットブル戦に続く、2大会連続の大物食いはあるのか。

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■海外ブックメーカーは「ケラモフ勝利」が大本命

英国大手ブックメーカー『Bet365』は4日現在、ケラモフ勝利に「1.25倍」、鈴木勝利には「4.10倍」のオッズを設定。新王者誕生の可能性は極めて低いという見解を示した。

ケラモフは「超RIZIN.2」で朝倉未来を1ラウンド2分41秒でリアネイキッドチョークによるタップアウトで鮮烈な一本勝ち。今年4月の「RIZIN.41」での堀江圭功戦でも2ラウンド3分21秒で同じくリアネイキッド・チョークによる一本勝ちを収めている。試合に先立ち「RIZIN」が公式YouTubeチャンネルにアップした選手の勝敗予想動画のなかで、斎藤裕はケラモフの強さについては「フェザー級のなかではフィジカルとパワーが突出していて、うまい具合にファイトスタイルに直結していて『組んだ時の強さ』がストロングポイントだと思う」と分析していた。

挑戦者の鈴木は前回、現Bellatorフェザー級王者のパトリシオ・ピットブルを1ラウンド2分32秒で下し劇的なKO勝ちを収めた。それをきっかけに海外専門メディア「Ranking MMA」の世界フェザー級ランキングでは、ランク外から一躍トップ10入り。4日時点でパトリシオを抑えて日本選手最上位となる、世界9位に就いている。

8：2でケラモフ勝利と予想した金原正徳は、鈴木の強さについては「ケラモフのテイクダウンと寝技をしのいで、ケラモフが消耗したところで当てちゃう可能性が20％くらいある」とし、「可能性はすごく低いと思うが、その20％を持っていってしまう、引きの強さが彼にはある」と期待を寄せた。

さらに元UFCファイターの佐々木憂流迦は「パトリシオに一発当てるんだったら、誰にでも一発当てられるんですよ」と、鈴木の当て勘のよさを絶賛。「ケラモフと言えど、一発当てる可能性は大」としている。

海外ブックメーカー含め、総合力ではケラモフ優位の声が多勢を占めるものの、“一発のある”鈴木なら何かを引き起こすのではないかという期待の声も上がっている。果たして、下馬評を覆し、新王者は誕生するのだろうか。試合の行方から目が離せない。

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（A.Kudo／SPREAD編集部）

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