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MLBは1日(日本時間2日)に、今季の世界一を決めるワールドシリーズが決着。
第5戦は、ア・リーグ覇者のテキサス・レンジャーズがアリゾナ・ダイヤモンドバックスを5-0で下して快勝。4勝1敗で球団史上初の世界一に辿り着いた。
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■敗れたDバックスは、痛恨の9回表4失点
最大7試合、4勝先取制で行われるワールドシリーズ。第2戦以外を制し、レンジャーズが3勝1敗で王手をかけて迎えた注目の第5戦。この日は両チームの先発が好投、ワールドシリーズに相応しい緊迫感のある好ゲームとなった。
試合は0-0で迎えた7回表、レンジャーズがダイヤモンドバックス先発のザック・ギャレンを攻略。主砲コーリー・シーガーの左前安打を皮切りに、ルーキーのエバン・カーターが二塁打、ミッチ・ガーバーの中前適時打と続き3連打で1点を先制。
1点リードの9回表には、ダイヤモンドバックス抑えのポール・シーウォルドを攻めてダメ押し。無死一、二塁でジョナ・ハイムの中前安打を中堅を守るアレク・トーマスが痛恨の後逸。二人の走者が生還すると、その後マーカス・セミエンにも2ラン本塁打が飛び出して試合を決めた。
投げてはレンジャーズ先発、ポストシーズン4勝負けなしのネイサン・イオバルディが好投。初回から最速96.6マイル(約155.4キロ)のフォーシームとスプリットを軸にカットボールとカーブを織り交ぜ、ダイヤモンドバックス打線を翻弄。5四球を与えたものの、6回97球4安打無失点の好投を見せた。
敗れたダイヤモンドバックスは、打線が散発5安打と沈黙。先発ギャレンが、6回1/3を投げ、3安打1失点。6回までレンジャーズ打線を無安打に抑え後続に託すも、終盤の守りのミスが致命傷に。2001年以来の世界一達成とはならなかった。
ワールドシリーズ第5戦は、レンジャーズがダイヤモンドバックスに5-0で快勝。第3戦で、主砲のアドリス・ガルシアとマックス・シャーザーが負傷するアクシデントも乗り越え頂点へ。球団創設63年目、テキサス移転52年目で初の世界一を達成した。
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(H.Ariga/SPREAD編集部)
A moment 52 seasons in the making. #WentAndTookIt pic.twitter.com/UnBLCknUpw
— Texas Rangers (@Rangers) November 2, 2023