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MLBは27日(日本時間28日)に、今季の世界一を決めるワールドシリーズが開幕。
1勝1敗のタイで迎えた第3戦は、ア・リーグ覇者のテキサス・レンジャーズがアリゾナ・ダイヤモンドバックスを3-1で下して快勝。主砲コーリー・シーガーらの本塁打で敵地初戦を白星で飾った。
◆【実際の動画】シーガーポストシーズン5本目のアーチ!右翼への弾丸ライナーで貴重な追加点を演出
■シャーザーは背中の張り、ガルシアは左わき腹痛
最大7試合、4勝先取制で行われるワールドシリーズ。初戦はレンジャーズが延長サヨナラ勝ち、第2戦をダイヤモンドバックスが取り返して迎えた第3戦は、両チーム好守が光る息詰まる熱戦となった。
試合は3回表、2死三塁からマーカス・セミエンの適時打でレンジャーズが先制。続く2番のシーガーがダイヤモンドバックス先発ブランドン・ファートの初球チェンジアップを強振。打球は右翼スタンドへ一直線、ポストシーズン5本目のアーチで追加点を挙げた。
投げては、レンジャーズ先発のマックス・シャーザーが満身創痍の中で3回2安打無失点の好投。背中の張りで降板するも、2番手のジョン・グレイが急きょ登板し3回を1安打無失点、その後もジョシュ・スボルツ、アロルディス・チャップマンと繋ぎ、最終回はホセ・レクラークが危なげなく凌いで逃げ切った。
レンジャーズはダイヤモンドバックスに3-1で勝利。対戦成績を2勝1敗としたが、8回表には中飛に倒れた主砲のアドリス・ガルシアが左わき腹を痛めて途中交代。打った瞬間に苦痛で顔を歪め、一塁に辿り着くまえに立ち止まった。ここまでポストシーズン8本塁打、守備でも貢献していた“主役”が離脱となると、今後の展開にも大きな影響を及ぼしそうだ。
敗れたダイヤモンドバックスは、散発6安打、終盤までレンジャーズ投手陣を打ち崩せず。リードオフに入ったコービン・キャロルも3打数無安打と振るわなかった。
◆【実際の動画】絶好調ガルシアにアクシデント……!スイング時に左わき腹を痛め途中交代、明日以降への影響は
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(H.Ariga/SPREAD編集部)
Never seen a first pitch he didn't like! #GoAndTakelt pic.twitter.com/SH5Z1p4ytM
— Texas Rangers (@Rangers) October 31, 2023
Adolis García left the game with left side tightness after this swing in the eighth inning pic.twitter.com/2wdUk3cLOs
— kennedi landry (@kennlandry) October 31, 2023