今オフにフリーエージェント（FA）となる大谷翔平。25日（日本時間26日）には、ドジャース専門メディア『ドジャース・ネーション』のダグ・マケイン記者と南カリフォルニアニュースグループのJ.P.ホーンストラ記者が対談を行い、「ドジャースは大谷の獲得競争でどのチームよりも良い位置にいる」という意見で一致した。やはり新天地は本命視されているチームで落ち着くのだろうか。
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■エンゼルスを去ることは避けられない
『ドジャース・ネーション』のマケイン記者は、同メディアのYouTubeチャンネルで毎日のようにトークショーを行っているが、今回ゲストとして南カリフォルニアニュースグループのホーンストラ記者が出演。2人は今オフにおけるドジャースの動向について意見を交わした。
FA市場でもっとも注目を集めている大谷について、マケイン記者が「球界関係者の間では彼がエンゼルスから退団することは避けられず、新天地はアナハイムからそう遠くないと言われているが……」と言及すると、ホーンストラ記者も同調した。
「はい、そうですね。ドジャースはオオタニを獲得するにあたって、他のどのチームよりも良い位置にいると思う。彼は6年間のメジャー生活において、この地（ロス近郊）で大切な関係を築いてきた。そのことに思いを及ぼさないのは、考えが甘すぎる。彼の代理人はロスにいるし、彼のトレーナーもロスにいる。みんながこの地にいる以上、（争奪戦において）他のチームはドジャースより肉薄することはできないだろう」とコメント。地の利を生かし、ドジャースが優位に立つと予想した。
■求められているのは高速道路での移動
さらにホーンストラ記者は「あとはドジャースにどれだけ資金があって、それが（大谷にとって）どれだけ重要な意味を持つのか、という問題だけ。オオタニは金銭的な観点から見れば、すでにメジャーの中で圧倒的に市場価値の高い選手だから……」と続け、契約内容と、その条件を大谷がどの程度重視するかがポイントだと指摘した。
また、米スポーツサイト『Fan Nation』は「ドジャースがエンゼルスからオオタニを獲得する最有力候補」と題して、マケイン記者とホーンストラ記者による対談の様子に触れながら記事を公開した。
同サイトはドジャースがシーズン100勝を挙げ、地区優勝を何度も達成していることを紹介しつつ「そのような一貫した勝利というものは、オオタニが経験したことのない概念。しかし、もしドジャースに移籍すれば、それはすぐに手に入れることができる」と主張。さらに「今年WBCに出場した彼は米国代表を撃破し、国際タイトルを勝ち取った。大会MVPにも輝き、米国の地で初めて有意義な試合を経験したと言える。この代表レベルに続き、クラブレベルでも同じ経験をしたいのであれば、高速道路での移動がまさに求められていることだろう」と記した。
アナハイムからロサンゼルスへ。やはり大谷にとっては、近郊の常勝軍団への移籍が最適なのだろうか。
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文●SPREAD編集部
