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18日から、京セラドーム大阪でクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージが開幕する。
レギュラーシーズンで2位に15.5ゲーム差を付けてリーグ3連覇を果たしたオリックスバファローズと、ファーストステージを劇的なサヨナラ勝ちで突破した千葉ロッテマリーンズの戦い。両チームの今季対戦成績はオリックスが15勝8敗2分けとリードしているが、CS舞台ではどうなるか。
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■ファイナルS突破のキーマンは……
本拠地で迎え撃つオリックスは、杉本裕太郎に期待したい。
今季のレギュラーシーズンでは96試合出場で打率.242、16本塁打、41打点と、決して満足の行く成績を残した訳ではない。だが、CSでは過去2年間で通算7試合、打率.364、2本塁打、7打点の好成績で、2021年はCSのMVP、続く22年もMVP級の働きを見せたのは記憶に新しい。今季は10月の6試合で打率.348、2本塁打、4打点と調子を上げており、今季のロッテ戦は16試合で打率.322、4本塁打、11打点の好相性。「CS男」として本領発揮できる条件が整っている。
一方、敵地に乗り込むロッテは、リードオフマンの荻野貴司に期待だ。
今季のレギュラーシーズンは離脱期間が多く、出場50試合で打率.240、1本塁打、19打点と不甲斐ない成績に終わった。だが、福岡ソフトバンクホークスと対峙したCSファーストステージで初戦に先頭打者アーチを放つと、その後も快音を響かせて3試合で11打数5安打の打率.429をマークした。今季のオリックス戦は9試合で打率.300と相性は良い。相手の強力投手陣から、この男が突破口を開きたい。
オリックスは1勝のアドバンテージを持つ中で、18日の第1戦に山本由伸が先発。翌19日は宮城大弥の先発が予想される。対するロッテは、ファーストステージで佐々木朗希、西野勇士、小島和哉の3投手が先発し、ファイナルステージ第1戦は美馬学が先発する。
ロッテは厳しい戦いで「下剋上」を起こせるか。まずは「杉本vs.荻野」の2人に要注目だ。
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提供●Baseball Times