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14日からZOZOマリンスタジアムで行われる、パ・リーグのクライマックスシリーズ(以下CS)ファーストステージ。
レギュラーシーズンをともに貯金「2」ながら1毛差で2位となった千葉ロッテマリーンズと、最後の最後で3位になった福岡ソフトバンクホークスの対戦。両チームの今季対戦成績は12勝12敗1分けとまったくの五分。2戦先勝、超短期決戦のゆくえは果たして。
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■近藤は“やや苦手”なロッテと対決
本拠地で迎え撃つロッテは、安田尚憲に注目だ。
今季はレギュラーシーズンで122試合に出場して打率.238、9本塁打、43打点。開幕前の期待に応え切れた訳ではないが、最後の2試合で2試合連続のマルチ安打をマーク。特にCS進出をかけた最終戦では左翼ポール直撃の貴重な一発を放った。今季のソフトバンク戦は23試合で打率.232、0本塁打、4打点だったが、“待望の一発”をCS舞台で放てるか。
一方、敵地に乗り込むソフトバンクは、やはり近藤健介がキーマンだろう。
今季のレギュラーシーズンで全143試合に出場し、打率.303、26本塁打、87打点で本塁打王と打点王に輝いた。WBCから続いたシーズンを完走した中でも、終盤10月の5試合を打率.467と疲れは見られない。今季のロッテ戦は25試合で打率.277、5本塁打、14打点と“やや苦手”な相手となるが、勝負所での集中力でこの男の右に出るものはいない。
ロッテは14日の第1戦で発熱によって離脱していた佐々木朗希が27日ぶりの“ぶっつけ本番”で先発マウンドに上がる。対するソフトバンクは第1戦をカーター・スチュワート、第2戦に有原航平が先発する見込み。果たして“王者”オリックスへの挑戦権は、どちらのチームが手にするのか。「安田vs.近藤」のバットからも目が離せない。
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提供●Baseball Times