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プロ野球は4日にセ・リーグの全日程が終了。残るパ・リーグのレギュラーシーズンで注目されるのが三冠王の期待がかかる福岡ソフトバンクホークスの近藤健介である。
◆鷹・近藤健介に高まる“三冠王獲得”の可能性 首位打者ライバルの現状は…カギ握る熾烈な本塁打王争い
■移籍1年目でキャリアハイの本塁打
北海道日本ハムファイターズから移籍した近藤は今季、柳田悠岐とともにソフトバンク打線をけん引。とくに長打力には磨きをかけており、キャリアハイの数字を残している。
残り2試合を残した段階で打率は.303でオリックス・バファローズ頓宮裕真の.307に次ぐ2位。頓宮は左第4中足骨疲労骨折でポストシーズン中の復帰も微妙とされる状態だけに、近藤が残り試合で首位に立つには自力でのヒット量産が必須。
また、9日の最終戦がオリックスであることを考えると、7日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦では4打数3安打、または5打数4安打の固め打ちが求められる。
本塁打では3試合を残す千葉ロッテマリーンズのグレゴリー・ポランコが26本で単独首位。近藤は、3試合を残し本塁打王の実績もある楽天の浅村栄斗、残り1試合を残す日本ハムの万波中正と25本で並び、同じく上積みが必要な状態。
打点は85で単独首位に立ち、チームメイトの柳田が83で追いかける状況。はたして、2004年の松中信彦以来となるパ・リーグ三冠王は誕生するのか。
◆鷹・近藤健介に高まる“三冠王獲得”の可能性 首位打者ライバルの現状は…カギ握る熾烈な本塁打王争い
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(Y.Imoto/SPREAD編集部)