中国・杭州で「第19回アジア競技大会」が行われている。卓球女子で存在感を示しているのが初出場となる張本美和である。
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■兄の智和とともに兄妹出場
兄の智和とともに兄妹出場を果たしている15歳の張本は、団体メンバーに選出されると、準々決勝の台湾戦、準決勝の韓国戦と早田ひな、平野美宇に次ぐ3番手として躍動。
9月26日の中国との決勝でも名を連ね、敗れたものの東京五輪団体金メダルメンバーの王曼昱から1ゲームを奪う堂々の戦いぶりを見せた。
さらに、木原美悠と組んだダブルスでも快進撃を見せる。30日に行われた準々決勝で、世界卓球を連覇している孫穎莎、王曼昱の“最強ペア”に3－1で快勝。準決勝進出を決め、初出場となったアジア大会でメダルを確定させた。
■「中国女子の最強の相手」
この張本の快進撃には中国のメディアからも注目が寄せられている。地元メディアの『捜狐』は「張本美和は中国の最大の敵になったと言わざるを得ない」と警戒心を強め、「団体戦では王曼昱を大きく苦しめた」とその活躍を評価。
さらに張本は、「張本美和の才能は評価されており、将来的には中国女子の最強の相手となるかもしれない」と15歳にしてその才能を絶賛されている。
『捜狐』は日本のトップ選手を上回る可能性を指摘し、「平野美宇や伊藤美誠よりはるかに大きな可能性を持つ」とその将来性に太鼓判を押している。
卓球王国である中国での鮮烈な活躍で評価を集める張本。2日には決勝進出をかけ韓国ペアと戦う15歳のさらなる活躍からは目が離せない。
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（Y.Imoto／SPREAD編集部）
