アトランタ・ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.が28日（日本時間29日）、本拠地でのシカゴ・カブス戦に「1番中堅」で先発出場。
8回裏に今季69盗塁目を決めると、延長10回裏には節目の70盗塁目をマーク。史上初「40本塁打70盗塁」の大記録を達成した。
◆【実際の動画】ベース掲げて大歓喜…！アクーニャJr.前人未到の「40本塁打70盗塁」達成
■1番打者としての本塁打記録も更新中
メジャー6年目のアクーニャJr.は、今季155試合に出場。打率.336、41本塁打、104打点。30本塁打が5人のリーグ最強アトランタ打線でリードオフを務め、ここまで歴史的なシーズンを送っている。“1番打者として”41本塁打は史上最多記録を更新中。104打点も今季のムーキー・ベッツ（ロサンゼルス・ドジャース）の106打点に次いで、1920年以降では史上2位を追走する。
この試合、アクーニャJr.は終盤8回裏に右前安打を放ち、続くオジー・オルビーズの打席で今季69盗塁目。さらに1点ビハインドで迎えた延長10回裏、起死回生の同点適時打で出塁すると、初球であっさりと前人未到の大記録「40本塁打70盗塁」にたどり着いた。
外した2塁ベースを高々とかかげ、本拠地の大歓声に応えたアクーニャJr.はオルビーズのサヨナラ適時打で快足を飛ばし生還。今季102勝目を飾るホームを踏んで、喜びを爆発させた。
米データサイト『Baseball Reference』が投球、打撃、守備、走塁などを総合的に評価した“勝利貢献度”を示す指標「WAR（Wins Above Replacement）」では、26日（同27日）現在、ナ・リーグトップがベッツの8.3、アクーニャJr.が8.1、同僚のマット・オルソンが7.1。
本来なら三つ巴と言えるMVP争いだが、2冠王のオルソンやWARトップのベッツを退けるほど、この大記録にはインパクトがある。誰が受賞してもおかしくない状況とは言え、ナ・リーグMVPを大きく後押しすることは間違いないだろう。
◆唯一の「打球速度120マイル」超え、アクーニャJr.を公式データで徹底解剖 最高峰の指標に“意外な”走力も
◆大本命ジャッジが“4戦5発”の猛追、2本塁打でついに37号…残り4戦で大谷翔平まで7差
◆「打率1割台で45本塁打100打点の男」誕生まで残り5戦…フィリーズWC枠でPS進出決定
（H.Ariga／SPREAD編集部）
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— Bally Sports: Braves (@BravesOnBally) September 28, 2023
