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22日から明治神宮野球場で行われる、東京ヤクルトスワローズ対阪神タイガースの2連戦。
ヤクルトは借金「25」の5位、阪神は優勝決定後2勝4敗で対戦を迎える。今季対戦成績は阪神が15勝6敗1分けと大きくリードしている。
◆優勝の阪神と最下位の中日を隔てる“衝撃の差” データで一目瞭然…明暗生んだ要因
■ヤクルトは昨季覇者の意地を見せるか
ヤクルトの注目は、田口麗斗だ。
移籍3年目の今季は守護神として、ここまで47試合に登板し2勝4敗6ホールド32セーブ、防御率1.57と安定した成績を残している。セーブ数「32」は現在トップと1差のリーグ2位タイ。チームはBクラスに低迷しているが、自身初のタイトルが手の届く距離にある。今季の阪神戦は9試合で0勝2敗2ホールド5セーブ、防御率4.32。得意の神宮では好投を見せたいところ。
対する阪神の注目は、同じく守護神の岩崎優だ。
節目のプロ10年目となった今季は、ここまで57試合に登板して3勝2敗12ホールド33セーブ、防御率1.35と抜群の安定感で優勝に貢献。CS、日本シリーズでもキーマンの一人、セーブ王のタイトル獲得で弾みをつけたい。現在のセーブ数「33」はリーグトップだが、1差の2位に田口がいる。今季のヤクルト戦は13試合で0勝0敗3ホールド9セーブ、防御率0.00。無失点を継続してセーブ数を積み上げられるか。
田口と岩崎はともにセットアッパーとして結果を残し、今季「守護神」として活躍した。充実のシーズンに箔をつけるためにも「セーブ王」のタイトルは是が非でも狙いたい。味方の援護にも期待を込めつつ、「田口vs.岩崎」左腕同士のタイトル争いに注目したい。
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提供●Baseball Times