【女子ゴルフ】岩井明愛が薄氷の完全優勝で涙、小祝さくらは1打及ばす3戦連続の2位 住友生命レディス東海クラシック最終日 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【女子ゴルフ】岩井明愛が薄氷の完全優勝で涙、小祝さくらは1打及ばす3戦連続の2位 住友生命レディス東海クラシック最終日

新着 ビジネス
【女子ゴルフ】岩井明愛が薄氷の完全優勝で涙、小祝さくらは1打及ばす3戦連続の2位 住友生命レディス東海クラシック最終日
  • 【女子ゴルフ】岩井明愛が薄氷の完全優勝で涙、小祝さくらは1打及ばす3戦連続の2位 住友生命レディス東海クラシック最終日

女子ゴルフの国内第28戦「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」(愛知県・新南愛知カントリークラブ美浜コース/6534ヤード、パー72)は17日、最終ラウンドが行われ、岩井明愛が4バーディ、1ダブルボギーの70で回り、通算15アンダーで薄氷の完全優勝を飾った。今季2勝目、通算2勝目。

1打差14アンダー単独2位に小祝さくら、3打差12アンダー3位タイにイ・ミニョン(韓国)ら4人が入った。

◆【実際の映像】岩井明愛、涙の完全優勝で2勝目 最終18番のパットを沈めた直後の様子

■ミニョン、圧巻のスーパーイーグル

伸ばし合いになると思われたが、上位陣のスコアが伸び悩む展開となった前半。

トーナメントリーダーの明愛は、前日に続いて1番バーディ発進。だが、以降は9番までずらりとパーを並べた。前半最大の見せ場をつくったのが、明愛とともに最終組で回るイ・ミニョン。3打差10アンダー2位タイから出て、2番でピン奥4.5メートルを沈め、最初のバーディ。そして5番パー5の3打目、ピン奥に着弾すると、ポールはスピンバックで見事にカップに吸い込まれるショットインイーグル。明愛との差を一気に1打に縮めた。

ミニョンは続く6番で、ティーショットをグリーン右の深いラフに打ち込むピンチ。アプローチもオーバーしたが、そこから寄せてナイスボギー。前半2つ伸ばして折り返した。

最終組の1つ前で回る小祝もじわじわとスコアを伸ばした。4打差9アンダー6位タイから出て、前半は2バーディ、ノーボギー。後半、10番バーディで12アンダーまで伸ばした。

明愛14アンダー、ミニョン・小祝12アンダーの状況で、最終組はサンデーバックナインへと向かった。

■明愛、まさかのOBから自力復活

11番、明愛に待望のバーディが来る。ピンハイ4メートルをねじ込み、2位との差を3打に広げる。

12番パー5、明愛は2打目で直ドラ一閃、グリーン手前ラフまで運ぶ。一方のミニョンは2打目が左バンカーに捕まるも、3打目が傾斜に乗ってピンに寄る。明愛もアプローチで寄せてバーディチャンス。ミニョンのバーディパットは右を抜ける。明愛はきっちり沈めて連続バーディ、4打差に。残り6ホール、圧倒的に有利な状況となる。

ところが、前日ダボの鬼門14番で試練が訪れる。ティーショットが右バンカーへ。2打目がグリーンを大きくオーバーし、まさかのOB。打ち直しは出すだけ。5打目でグリーンに乗せるも微妙な距離を残す。これを何とか沈めて連日のダボ。リードが2打に縮まる。

前を行く小祝は15番パー5で、2オン2パットのバーディ。1打差に迫る。さらに17番、2打目をピン奥2メートルにつけ、ど真ん中から沈めてバーディ。ついに首位を捕らえる。

しかし、明愛も16番パー3でスーパーショット、手前50センチに止める。これを慎重に決めて自力で単独首位を奪い返す。小祝は18番パー。1打ビハインドの14アンダー、クラブハウスリーダーとして最終組を待った。

明愛は17番、左手前2メートルのバーティチャンス。だが、左縁に蹴られて入らない。迎えた最終18番、明愛は2打目を右手前5メートルに乗せる。バーディパットは右に外れたが、ウィニングパットを難なく沈め、両腕を天に大きく掲げ、目からは涙があふれた。

明愛は優勝スピーチで、「2勝目がなかなかできなくて、不安とかもあったんですが、今日こうやって優勝できて本当にうれしく思いますし、いろいろ考えていた不安とかがすごく自信に変わりました」と涙ながらに話した。

■主な上位選手最終成績

上位選手の主な最終成績は以下の通り。

優勝/15アンダー/岩井明愛2位/14アンダー/小祝さくら3位タイ/12アンダー/西村優菜、笠りつ子、西郷真央、イ・ミニョン7位タイ/11アンダー/菅沼菜々、宮澤美咲、吉田弓美子、小滝水音、木村彩子、尾関彩美悠、鶴岡果恋

吉田優利、川﨑春花、堀琴音、桑木志帆、山下美夢有、稲見萌寧は10アンダー14位タイ。藤田さいき、鈴木愛は9アンダー20位タイ。永井花奈、上田桃子、竹田麗央、三ヶ島かなは8アンダー23位タイに終わった。

◆【実際の映像】岩井明愛、涙の完全優勝で2勝目 最終18番のパットを沈めた直後の様子

◆スーパーショット決めて周囲をキョロキョロ、20歳川崎春花の“喜び方”にファン注目「慣れてないのが…」

◆【ロレックスランキング】渋野日向子、古江彩佳、山下美夢有、岩井ツインズ…中心選手たちはいったい何位に…

文●河野道久

《SPREAD》
page top