
マツダスタジアムで行われる広島東洋カープ対阪神タイガースの2連戦。
広島は貯金「10」のセ・リーグ2位、阪神は18年ぶりの“アレ”を決めた直後のカードとなる。今季対戦成績は、阪神が13勝7敗1分とリードしているが、今回はどのような試合になるのか。
◆【パ・リーグ/今カードの見どころ】脅威の復活を遂げたロッテ・佐々木朗希と、覚醒した西武・海魔神の“奪三振ショー”に注目
■虎の新人王候補を追う広島・床田
前日の試合で連敗を「6」で止めた広島は、9月15日の第1戦で先発予定の床田寛樹に注目したい。
大卒7年目の今季は開幕から絶好調で、ここまで10勝6敗、防御率2.05の好成績。最多勝争いは東克樹(DeNA、14勝)を逆転するのは難しくなったが、防御率トップの村上頌樹(阪神、1.76)には、まだ手が届く。
今季の阪神戦は2勝1敗、防御率1.71の好相性。床田は自身3連敗中で、前回登板9月8日の阪神戦では5回3失点で負け投手になっているが、CSでの前哨戦という意味でも、ここで阪神打線をピシャリと抑え込みたいところだ。
一方の阪神も、優勝翌日の第1戦に先発予定の及川雅貴に注目だ。
今季26試合にリリーフ登板し防御率2.51の好成績をマーク。プロ3年間で通算66試合に登板しているがすべて中継ぎ登板であり、プロ初先発のマウンドに挑む。
“ブルペンデー”として早いイニングでの降板も予想されるが、高卒4年目の22歳左腕が“どこまで投げられるか”は注目したいところ。優勝が決まった中、現在の11連勝をさらに伸ばすことができるか。
広島としては3位・DeNAに3ゲーム差、4位・巨人とは5.5ゲーム差と“後ろ”が気になる。2位を確定するためにも、カード初戦で勝利して調子を取り戻したい。CSで対戦する可能性もある中で、「床田 vs. 及川」の投げ合いに注目が集まる。
◆【パ・リーグ/今カードの見どころ】脅威の復活を遂げたロッテ・佐々木朗希と、覚醒した西武・海魔神の“奪三振ショー”に注目
◆藤浪晋太郎、岡田監督のインタビューに反応「『アレ』の次は『ソレ』よ。おーん」
◆阪神はなぜ強かったのか?岡田監督が掲げた「流れの野球」打った併殺打&与四球はリーグ最少 ストレスのない野球に
提供●Baseball Times