今週は月曜日の祝日・敬老の日を含めた3日間開催。先週はフォルラニーニ、シックスペンスといった注目された新馬が、きっちりとデビュー勝ちを果たし、今週も素質馬が続々デビュー予定。大きい舞台での活躍が期待できるかどうか、しっかり見極めていきたい。
今週も中山、阪神の新馬戦（芝・ダート）の中から、東西の注目すべき3頭をピックアップして、勝負できるか否か、その能力を分析する。
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■ショーマンフリート
新馬勝ち期待度 ★★★★★牡 （美）手塚貴久父:スワーヴリチャード 母:スカイフ
18日中山2歳新馬（芝1600m）でデビュー。伯父のポルニシェは、豪GI・BRCドゥームベンCを制しており、半兄ヒシルリアンは昨年のデビュー戦で勝利。本馬は父が2歳種牡馬リーディングトップを走っているスワーヴリチャードに変わり、さらなる活躍が期待される。8月下旬に入厩後は、厩舎の大将格ソールオリエンスと併せ馬を行い併入。皐月賞馬の胸を借り、引けを取らない動きを披露した。一週前追い切りでは、先週新馬勝ちを果たしたフォルラニーニと併せて互角の動きを見せ、最終追い切りはウッドコースで、6F86秒4－1F11秒8と終い重点の調整で態勢を整えた。瞬発力が持ち味で、中山のマイル戦はいかにも向きそうなタイプ。ここはライバルと目されていたアルセナールが回避し、比較的組みやすい相手関係となり、鞍上モレイラなら、確実に勝ち名乗りを上げておきたい。
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著者プロフィール
石川豊●いしかわゆたか20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100％超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。
