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アトランタ・ブレーブスのマット・オルソンは6日(日本時間7日)、本拠地でのセントルイス・カージナルス戦に「4番一塁」で先発出場。6回の第3打席に今季46号ソロを放った。
試合には敗れ3連敗を喫したが、チームはすでにシーズン90勝に到達。2位のフィラデルフィア・フィリーズに13.5ゲーム差をつけて、ナ・リーグ東地区首位を独走している。
◆【実際の動画】これぞホームランバッター!オルソンの“美しい”フォロースルーは必見、今季46号は右中間への130メートル弾
■昨季本塁打王シュワバーが“追走”の41号
前日の試合で今季45号本塁打を打ち、大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)を抜いて両リーグトップに躍り出たオルソン。この日も46号アーチ含む3安打の大当たり。9月5試合で3本、自身初の本塁打王へ“量産態勢”に入った。
オルソンは2016年のオークランド・アスレチックス時代、わずか59試合で24本塁打を記録し頭角を現すと、(短縮シーズンを除く)18年以降は毎年30本塁打以上をマーク。今季はメジャー平均より13%も高い、自身最高のフライボール率36.9%に。ア・リーグ新記録の62本塁打を達成した昨季のアーロン・ジャッジ38.3%に迫る水準まで近づいており、よりホームランバッターとしての完成度が増している。
また、この日はナ・リーグ3位につける昨季の本塁打王カイル・シュワバー(フィラデルフィア・フィリーズ)が41号本塁打を放ち、オルソンを追走。2位の42本ピート・アロンソ(ニューヨーク・メッツ)とともに“本塁打王経験者”たちとの激しいタイトル争いが続く。
一方ア・リーグでは、右わき腹の炎症で3試合続けてスタメンを外れた大谷が、2位のルイス・ロベルトJr.(シカゴ・ホワイトソックス)に9本差をつけ独走中。直接的な関係はないものの、こちらの動向にも引き続き注目したい。
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◆「打率1割台の男」が本塁打王争いでオルソンに迫る41号…“活躍すれば遠のく”史上初の珍記録にファン困惑
◆本塁打数で頂点争う2人、大谷翔平とマット・オルソンの共通点「屋外打撃練習せず」 相違点は“マン振り”か、強振否定か
文●SPREAD編集部
Matt Olson goes down and gets this one for league-leading home run No. 46. pic.twitter.com/6nAENkovcM
— MLB (@MLB) September 7, 2023