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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は、18日(19日)のタンパベイ・レイズ戦から本拠地6連戦を迎える。
エンゼルスは122試合を終えて60勝62敗の借金「2」。ポストシーズン進出へ厳しい戦いは続くが、キャリアハイの成績で孤軍奮闘する大谷の個人タイトルにも注目が集まる。
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■日本選手初となる「トリプルスリー」へ
大谷は16日(同17日)の敵地テキサス・レンジャーズ戦で3試合ぶり今季42号ソロを放ち、ア・リーグの本塁打王争いで2位のルイス・ロベルト(シカゴ・ホワイトソックス)に10本差と独走中。打率.306と85打点はリーグ3位に位置し、2012年のミゲル・カブレラ(当時デトロイト・タイガース)以来、11年ぶり史上15人目の打撃三冠が射程に入っている。
また、レンジャーズ3連戦では4安打のうち3安打が内野安打と俊足で魅せた大谷は、8月にここまで15試合で8盗塁とペースを上げ、今季通算17盗塁。ア・リーグ1位のエステウリ・ルイーズ(オークランド・アスレチックス)が48盗塁とさすがにタイトルは遠いが、大谷に期待できるのは日本選手初となる「トリプルスリー」の快挙だ。
残り40試合で13盗塁を決めれば、シーズン30盗塁に到達。本塁打は既にクリアし、打率も3割台をキープしているだけに、2019年のクリスチャン・イエリッチ(当時ミルウォーキー・ブルワーズ)以来となる達成も視野に入る。
タイトル争いと無関係とはいえ、43号のマット・オルソン(アトランタ・ブレーブス)との本塁打競争が連日メディアを賑わせているが、大谷の“足”にも注目したい。
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文●SPREAD編集部