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15日から、ベルーナドームで埼玉西武ライオンズ対東北楽天ゴールデンイーグルスの3連戦が行われる。
西武は借金「10」のパ・リーグ5位、楽天は借金「4」の4位。今季の対戦成績では西武が9勝7敗1分けと一歩リード、お互いAクラス入りの挑戦権をかけた“負けられない”戦いになる。
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■巻き返しに欠かせないキーマン
西武の注目は、プロ22年目のスラッガー中村剛也だ。
今季は開幕から絶好調も6月に調子を落とし、脇腹の張りや体調不良で2度の2軍降格。今季出場58試合で打率.286、11本塁打、28打点。8月4日に1軍復帰を果たすと、6試合出場で打率.304(23打数7安打)、2本塁打、5打点の好成績をマーク。第1戦が行われる15日は自身40回目の誕生日。多くのファンが“バースデーアーチ”を期待している。
一方、楽天の注目は阿部寿樹だ。
トレードで加入した33歳は今季、ここまで中村と同じく2度の登録抹消があった中で43試合に出場して打率.270、2本塁打、13打点。7月13日の1軍昇格以降は好調を維持し、出場9試合で月間打率.304。8月に入っても7試合で打率.636(22打数14 安打)、現在5試合連続マルチ安打中と大当たりだ。
ともにBクラスだが、3位の福岡ソフトバンクホークスとは楽天が3ゲーム差、西武も6ゲーム差と、まだまだ逆転可能な位置にいる。「中村vs.阿部」、好調なベテランのバットが巻き返しの起爆剤となるか。
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