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ボストン・レッドソックスの吉田正尚は14日(日本時間15日)、敵地で行われたシカゴ・カブス戦に「2番DH」で先発出場。5打数2安打の活躍で8試合連続マルチ安打を記録した。
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■鈴木誠也との日本人対決を制す
後半戦開幕で鈴木誠也との日本人対決を迎えた吉田が、オールスター前の好調ぶりを見せつけた。
7回1死走者なしで迎えた第4打席、吉田はマーク・ライター・ジュニアの5球目のスプリットに詰まりながらも左中間へのポテンヒットとする。さらに、9回無死一塁で迎えた第5打席にもハビエル・アサドの7球目のシンカーをレフトへ運びヒットに。イチローの7試合連続を越えて日本人新記録を樹立した。
吉田の8試合連続マルチ安打はレッドソックスの左打者として、1940年のテッド・ウィリアムスに並ぶ最長記録。1941年には4割超えを達成した伝説的打者に肩を並べた。
さらに、吉田が9試合連続マルチ安打を達成すると、球団では5人目。これまでロイ・ジョンソン(1934年)、ジム・ライス(1978年)、ケビン・ユーキリス(2007年)、ザンダー・ボガーツ(2022年)が記録しており、レッドソックスのレジェンドたちに肩を並べようとしている。
打率はここまで.317と、移籍1年目から期待に応え続ける日本のヒットメーカーがさらなる偉業達成に挑む。
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文●SPREAD編集部