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10日(日本時間11日)、MLBオールスターゲーム恒例の前日会見「メディア・デー」が行われ、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平も出席。多くの取材陣が駆け付け、プチパニック状態になった。一方、比較的静かなブースもあり、オールスター出場選手の間でも注目度に差が出た。
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■勧誘を受けたかどうか「それは秘密」
多くのメディアに囲まれた大谷。今オフに迎えるフリーエージェント(FA)や今夏のトレードについても質問が飛んだが、明言を避けた。ただ、「球宴出場選手からウチのチームに来てよと誘われたか」という質問に対しては「それは秘密」と答え、笑いを誘うなど終始リラックスムードだった。
一方、二刀流のスーパースター大谷と地元シアトル・マリナースでプレーする昨季新人王フリオ・ロドリゲスの間に挟まれたのがカイル・タッカー(ヒューストン・アストロズ)。「彼ら2人は、ほとんどすべてのメディアを集めていたね。僕はここでぶらぶらしているだけだったから楽だったよ」と自虐コメント。それでも大谷と同じくア・リーグ西地区に所属する選手として「彼と対戦するのは楽しいが、同時にタフだ」と明かした。そして「(大谷のような)とても良いピッチャーがマウンドにいる時は競争心が強くなり、少し楽しい」とライバル関係について表現した。
ボストン・レッドソックスのクローザー、ケンリー・ジャンセンは「実は大谷が打席に入るたび、こっそりチェックしているんだ」と話し、ブルペンにいても気になってしまうことを明かした。また、ロサンゼルス・ドジャースのウィル・スミスは「彼がやっていることは信じられない。はっきり言ってどんどん良くなっているし、ますます信じられなくなっている」と驚きを口にし、29歳となった大谷が全盛期を迎えていることを指摘した。
「メディア・デー」の出席選手たちは、口々に大谷に対する称賛の言葉を贈っていた。
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文●SPREAD編集部