先週は、期待の白毛馬や、セレクトセール2億円超えの馬がデビューするなど、注目を集める新馬戦が行われたが、いずれも敗れており、期待通りにいかないのが、2歳馬の面白さと怖さ。そんな中、新種牡馬スワーヴリチャード産駒が2頭勝ち上がり、出足の速さをアピールしている。
今回は先週の2歳戦（芝・ダート）の結果を踏まえ、東西の注目すべき4頭をピックアップして分析する。
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■レガレイラ
★★★★☆牝 （美）木村哲也父:スワーヴリチャード 母:ロカ短評:9日函館2歳新馬（芝1800m）に出走。白毛馬カルパのデビューで注目を集めた一戦は、単勝1.4倍に支持された本馬が快勝した。スタートこそ立ち遅れたものの、最初の直線で馬群に取り付き、向正面ではカルパをマークするように、中団の外めを追走。勝負どころで徐々に進出し、直線では抜群の切れ味で、逃げ馬が残る展開の中、鮮やかな差し切り勝ちを演じた。まだ気性面に課題を残すが、ゴールドシップやソダシなど、函館芝1800mでデビューし、GI馬に上り詰めている出世レースした本馬も、間違いなくクラシック路線に乗ってくるだろう。
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著者プロフィール
石川豊●いしかわゆたか20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100％超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。
