
11日から、倉敷のマスカットスタジアムで1試合、阪神甲子園球場で2試合、阪神タイガース対横浜DeNAベイスターズの首位攻防3連戦が行われる。
セ・リーグ首位の阪神は貯金「11」、2位DeNAは貯金「9」、両チームのゲーム差わずか「1」で前半戦最後の山場を迎える。今季対戦成績は阪神が6勝5敗と一歩優勢。果たして、今カードで首位入れ替わりはあるのか。
◆「オリックス宮城大弥 vs. ロッテ佐々木朗希」4度目の“同学年対決”実現か 前半戦最後のパ首位攻防戦
■両チームを支える右の主砲
阪神の注目は主砲・大山悠輔だ。
今季も不動の4番として働き、ここまで78試合で打率.284、10本塁打、47打点と好成績を残している。6月は月間打率.256とやや調子を落としたが、先週末のヤクルト2連戦では猛打賞もマークするなど、2試合で8打数4安打と復調気配。今季のDeNA戦は11試合で打率.273、2本塁打、11打点。最も打点を稼いでいる相手であり、勝負強いバッティングが際立っている。
対するDeNAも、4番の牧秀悟に注目したい。
今季ここまで77試合で打率.281、14本塁打、52打点。こちらは4月の月間打率.235と出遅れたが、5月、6月と3割超えで巻き返した。7月はここまで打率.235とやや調子は下降気味も、今季の阪神戦は11試合で打率.310、2本塁打、8打点と好相性。第1戦先発予定の青柳晃洋には今季7打数5安打と当たりまくっており、期待が高まる。
オールスター前最後に行われる、大事な首位攻防戦・天王山。カギを握るのは、やはり4番バッターだろう。ここまでほぼ互角の数字を残している「大山 vs.牧」、どちらの主砲がチームに勝利をもたらすか。
◆14年ぶり戴冠“侍ジャパン戦士”シーズン序盤通信簿・野手編 好調のMLB組と不調かこうプロ野球組
◆14年ぶり戴冠“侍ジャパン戦士”シーズン序盤通信簿・投手編 MLB関係者を驚かせたピッチャー陣の活躍
◆大谷翔平に続く”二刀流”の潮目は本当に定着するのか 挑戦者をリスト・アップ
提供●Baseball Times