女子ゴルフの海外メジャー第3戦「全米女子オープン」（カリフォルニア州・ペブルビーチ・ゴルフリンクス／6546ヤード、パー71）が6日、開幕する。
日本からは、世界ランキング日本人最上位の古江彩佳、2021年覇者・笹生優花、その笹生にプレーオフで敗れ、涙をのんだ畑岡奈紗、19年全英女子オープンの覇者・渋野日向子ら過去最多の22人が参戦する。
◆“飛ばなくても強い”古江彩佳の秘訣 データから見えた崩れないゴルフの奥深さ
■渋野は韓国勢と、畑岡は全英覇者と同組
今季の舞台は「ペブルビーチ・ゴルフリンクス」。リンクス特有の海風と小さなグリーン、厄介な粘っこい芝質のラフが特徴の難コースだ。これまで男子メジャーが何度も行われてきた名門だが、女子メジャーの開催は今回が初となる。
日本人選手の中で最も注目されるのは、世界ランキング17位、直近のメジャー「全米女子プロゴルフ選手権」で8位タイに食い込み、今季好調の古江。同じく「全米女子プロ」で1打及ばず、単独2位となった笹生の二人だろう。
古江は、19年「全米女子プロ」覇者のハナ・グリーン（オーストラリア）、リン・グラント（スウェーデン）とのペアリングで、7日6時13分、1番スタートとなる。
笹生は、11年大会覇者のユ・ソヨン（韓国）、22年の「オーガスタナショナル女子アマ」を史上最年少16歳で制したアンナ・デービス（米国）との組み合わせで、7日0時50分、1番からスタートする。
メジャーでは無類の強さを発揮する渋野、2年前のリベンジに燃える畑岡も勝って不思議のない実力の持ち主だ。
渋野は、今大会優勝経験者の二人、キム・アリム、チ・ウンヒ（ともに韓国）と、7日5時51分、10番からスタートする。
畑岡は、18年「全英女子オープン」を制したジョージア・ホール（イングランド）、セリーヌ・ビュティエ（フランス）との組み合わせで、7日0時39分、10番スタートとなる。
全米女子オープンでプレーする馬場咲希 2022年6月3日（C）Getty Images
そして「全米女子アマ」覇者として参戦する馬場咲希は、昨季の全米、全英のチャンピオン、ミンジー・リー（オーストラリア）、アシュリー・ブハイ（南アフリカ）との豪華なペアリングとなった。1番から7日0時17分にティーオフする。
また、今季日本国内で飛び抜けた結果を残している山下美夢有、岩井ツインズの明愛と千怜が海外メジャーでどのくらい通用するのかも見物だ。山下は、世界ランキング8位の強豪、キム・ヒョージュ（韓国）、マデレーン・サグストロム（スウェーデン）との組み合わせで、7日6時02分、1番スタートとなる。
■日本人選手のペアリング
なお、主な日本人選手のペアリングは以下の通り。
6日23:11／1番スタート／アマンダ・ドハーティー（米国）、佐藤心結、ジャラビー・ブンチャン（タイ）6日23:44／10番スタート／@ゾイ・カンポス（米国）、モリヤ・ジュタヌガーン（タイ）、川﨑春花7日0:17／1番スタート／@馬場咲希、ミンジー・リー（オーストラリア）、アシュリー・ブハイ（南アフリカ）7日0:39／10番スタート／畑岡奈紗、ジョージア・ホール（イングランド）、セリーヌ・ビュティエ（フランス）7日0:50／1番スタート／@アンナ・デービス（米国）、笹生優花、ユ・ソヨン（韓国）7日1:01／1番スタート／ポーラ・レト（南アフリカ）、ライアン・オトゥール（米国）、吉田優利7日1:01／10番スタート／マディソン・ヒンソン=トルチャード（オーストラリア）、上田桃子、アルバン・ヴァレンズエラ（スイス）7日1:12／10番スタート／西村優菜、アニー・パーク（米国）、パーニラ・リンドベルグ（スウェーデン）7日5:18／1番スタート／三ヶ島かな、アリス・ヒューソン（イングランド）、エミリア・ミリアッチョ（米国）7日5:40／10番スタート／イ・ダヨン（韓国）、ナタクリッタ・ボンタベーラプ（タイ）、勝みなみ7日5:51／10番スタート／キム・アリム（韓国）、渋野日向子、チ・ウンヒ（韓国）7日6:02／1番スタート／山下美夢有、キム・ヒョージュ（韓国）、マデレーン・サグストロム（スウェーデン）7日6:13／1番スタート／リン・グラント（スウェーデン）、古江彩佳、ハナ・グリーン（オーストラリア）7日6:13／10番スタート／パク・ミンジ（韓国）、ファン・ティンシュアン（台湾）、岩井千怜7日6:24／10番スタート／マヤ・スタルク（スウェーデン）、西郷真央、イ・ソミ（韓国）7日6:35／10番スタート／岩井明愛、アディティ・アショク（インド）、ジェマ・ドライブラ（スコットランド）
※スタート日時はすべて日本時間。※名前の前に@が表示されている選手はアマチュア。
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文●河野道久
