先週から夏の福島と中京が開幕。2歳新馬戦の数も増え、短距離、中距離、ダート戦と、バリエーションも豊かになり、様々なタイプの馬が続々と勝ち名乗りを上げている。
今回は先週の2歳戦（芝・ダート）の結果を踏まえ、東西の注目すべき馬をピックアップして分析する。
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■ラムジェット
★★★★☆牡 （栗）佐々木晶三父:マジェスティックウォリアー 母:ネフェルティティ短評:1日中京2歳新馬（ダ1400m）に出走。スタートはまずまずも、前半の芝の部分で行き脚がつかず、道中は離れた最後方を追走。馬群から8馬身ほど離れ、大外を回り、残り300m付近でじりじりと馬群に追いつくと、そこから矢のような伸び脚で一気に先頭を捉え、鮮やかな差し切り勝ち。上がり3Fは35秒8で、上がり2位の3着馬とは2秒近く速いタイムを計測した。極端なレースぶりで、まだまだ課題は多そうだが、その粗削りさは魅力たっぷり。休養を挟み、秋にはさらに成長した姿を見せてくれそうだ。
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著者プロフィール
石川豊●いしかわゆたか20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100％超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。
