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先週から2歳未勝利戦が始まり、新馬で敗れた馬たちが変わり身を見せるなど、新馬戦だけでなく未勝利戦も注目していきたいところ。また、新種牡馬スワーヴリチャード産駒が2頭勝ち上がり、その動向にも注視していきたい。
今回は先週の2歳戦の結果を踏まえ、注目馬をピックアップして分析する。
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■ギャンブルルーム
評価:★★★☆☆牡 (栗)大久保龍志父:キズナ 母:シャンデリアハウス短評:25日阪神2歳新馬(芝1800m)に出走。五分のスタートから道中は後方2番手を追走。勝負どころで、各馬が馬場の良い外めに進路を取る中、1頭だけポッカリ空いた内を突くと、上がり33秒7の鋭い末脚を繰り出して、2着に5馬身差の圧勝劇を演じて見せた。宝塚記念の日のこの新馬戦は、後に伝説の新馬戦となるケースが多く、セレクトセールで1億超えの高額馬が2頭いるなど、敗れたライバルたちの今後の戦いにも注目したい。
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著者プロフィール
石川豊●いしかわゆたか20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。