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先週からダートの新馬戦が始まり、バリエーション豊かになってきた若駒たちの戦い。今年のダービートレーナー、美浦・堀宣行厩舎からは、早くも3頭目の勝ち馬が誕生するなど、来年のクラシック戦線でも、引き続き注目していきたいところだ。
今回は先週の2歳戦の結果を踏まえ、注目馬をピックアップして分析する。
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■レディントン
評価:★★★☆☆牡 (栗)杉山晴紀父:サトノアラジン 母:クラウンアスリート短評:18日阪神2歳新馬(芝1600m)に出走。五分のスタートから道中は中団の内めを追走。勝負どころから仕掛けられ、直線は大外に持ち出すと、1頭だけ脚色の違う末脚を見せ、鮮やかに差し切って見せた。レースでは前進気勢が見られ、すでに完成度の高い仕上がり。共同通信杯勝ちのハンソデバンドを半兄に持ち、早い時期から活躍しそうな雰囲気。まだ重賞で活躍馬を輩出していない父サトノアラジンに、初重賞をプレゼントしたいところだ。
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著者プロフィール
石川豊●いしかわゆたか20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。