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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は18日(日本時間19日)、敵地で行われたカンザスシティ・ロイヤルズ戦に「2番DH」で先発出場。5回に2戦連発となる今季24号2ランを放った。
◆【実際の映像】大谷翔平、サイ・ヤング右腕からの24号は右中間への188キロ高速弾 「信じられない」と公式称賛
■「父の日、おみでとう」
無死二塁で迎えた5回の第2打席、大谷は相手先発サイ・ヤング賞右腕、ザック・グレインキーがフルカウントから投じた6球目のスローカーブを捉えると、打球は22度で右中間へ。打球速度117.1マイル(約188キロ)、飛距離422フィート(約129メートル)の一打だった。
これには実況も「ロケット弾だ」と興奮。前日の「このバーベキューいいですね」と日本語とはうらはらに称賛の言葉がつきたかのようだった。
大谷が生還、ベンチで「兜セレブレーション」を受けている間、続いてマイク・トラウトが打席に立つと、グレインキーの初球を叩き、左翼スタンドへ15号ソロを放り込み、2球連続の「トラウタニ弾」。トラウトはこれで通算365本塁打。メジャー通算本塁打数で単独85位に浮上。
試合中、実況はトラウタニ弾の喜びをどうしても日本語で表現したかったようで、「Happy Father’s Dayは日本語で何というのか」と必死にグーグル検索を活用の模様。すると「しあわせな父の日」と日本語で再び歓喜を表現。さらにはまた日本語で「父の日、おみでとう」(実況通り)と付け加え「いずれにせよ、大谷にとって良い父の日となりました」と満足気だった。
エンゼルスはこの「トラウタニ弾」で勢いづいたか、5-2で快勝。
この日、ニューヨーク・ヤンキースとヒューストン・アストロズがともに敗れたため、エンゼルスは勝率.554でヤンキースを抜き、同.620のボルチモア・オリオールズに次ぎ、アメリカン・リーグのワイルドカード圏内2位に浮上。大谷にとってチームがポストシーズン進出圏に初めて入ったかたちだ。
◆【実際の動画】大谷翔平、メジャー通算150号メモリアル弾はセンターへの177キロ弾 現地実況は「このバーベキューいいですね」と日本語で大興奮
◆大谷翔平、レフト線強襲の二塁打で13試合連続安打 殿堂入りスターも「信じられない活躍」と称賛
◆「大谷翔平を静かにさせろ」と敵地元メディア 5打席すべて出塁したユニコーン相手に警報発令
文●SPREAD編集部