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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は15日(日本時間16日)、敵地でのテキサス・レンジャーズ戦に「2番DH・投手」で先発出場。6回を投げ6安打2失点、打っては特大22号で自身を援護。今季6勝目を挙げた。
◆【実際の映像】大谷翔平、自身6勝目を援護する22号に実況も「信じられない」と絶叫 メジャー全体トップに並ぶ22号に敵地も大盛り上がり
■投打でチームをけん引し6勝目
今季14度目の先発マウンドに上がった大谷が、サイ・ヤング賞を2度受賞し4連勝中だった剛腕ネイサン・イオバルディに投げ勝ち、5試合ぶりの白星を掴んだ。
投手・大谷は初回、先頭打者を四球で出塁させるなど制球に苦戦。2死一、三塁で天敵ジョナ・ハイムを迎えるが、ここはセカンドフライに打ち取りピンチを凌いだ。
2回にはウォラックが先制ソロを放ち援護を受け、その裏は無失点に抑える。だが3回裏2死からナサニエル・ローに二塁打、続く4番アドリス・ガルシアとハイムに連続タイムリーを浴び一度逆転を許した。
しかしその後、味方打線が1点を取り返し同点に追いつく。4回裏は大谷が味方の援護に応えるように三者凡退で切り抜けた。5回、6回も味方の好守備もあり無失点で切り抜けると、同点で迎えた7回表にミッキー・モニアクが6号ソロを放ち、粘投した大谷に6勝目の権利をプレゼントした。
そして降板後に打者・大谷が爆発だ。
8回の第4打席、相手2番手ブロック・バークの初球高めのスライダーを捉えると、ボールは打球角度28で中堅スタンドへ。今季3度目の二刀流アーチは飛距離443フィート(約135メートル)、打球速度109.4マイル(約176キロ)の一発だった。
前日と同様の方向への一撃に実況も「ショウヘイがまた打った。同じ場所だ。このパワー。信じられない」と絶叫した。大谷はこれで12試合連続安打をマーク。
この一打により本塁打王争いでア・リーグ2位のアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)との差を「3」に広げ、キング独走体制へ。メジャー全体でもナ・リーグ首位のピート・アロンソ(ニューヨーク・メッツ)に並んだ。
9回には抑えのカルロス・エステベスが満塁のピンチを招くも、押し出しの1点で切り抜けゲームセット。
試合はエンゼルスが5-3で勝利し、大谷が6勝目をマーク。エンゼルスは首位レンジャーズとの4連戦を3勝1敗と勝ち越し、貯金を今季最多の「7」とした。
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文●SPREAD編集部