
先週から函館競馬が開幕し、新馬戦も活気が満ちてきた。そんな中、東京での新馬戦は、先々週からレーン騎手が5連勝と独壇場。若駒をしっかりと勝たせる腕はさすがのひと言だ。
今回は先週の2歳戦(芝)の結果を踏まえ、注目馬をピックアップして分析する。
◆【POG2023-2024】藤田晋オーナーの“ウマ娘”に「星4」の高評価 話題の2.1億円ホース
■ダノンエアズロック
評価:★★★★☆牡 (美)堀宣行父:モーリス 母:モシーン短評:11日東京2歳新馬(芝1800m)に出走。昨年のセレクトセール1歳部門で、4億5000万円(税抜)と超高額で落札された同馬が、順当に新馬勝ちを収めた。好スタートから向正面ではスッと2番手をキープ。折り合い良く直線へ向くと、馬なりで先頭に立ち、気合をつけられると、良い脚を使って後続を完封して見せた。スパっと切れるというよりは、持続して脚を使いそうなタイプ。半姉プリモシーンはマイル戦線で活躍したが、同馬は中距離あたりが主戦場となりそう。クラシックへ向けて楽しみな1頭だ。
◆【POG2023-2024】モーリス産駒が人気に応え3馬身差の圧勝 「スタートと直線の伸び脚」が見どころ
◆【POG2023-2024】「桜花賞へ楽しみな1頭」その名はヒヒーン、文句なしのデビューV
◆【POG2023-2024】猛追を凌いで逃げ切り勝ち 兄姉の実績十分な「安定株」
▼【新馬戦】6月11日 東京5R:メイクデビュー東京
著者プロフィール
石川豊●いしかわゆたか20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。