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ボストン・レッドソックスの吉田正尚が9日(日本時間10日)、敵地でのニューヨーク・ヤンキース戦に「2番・左翼」で先発出場。4打数無安打に終わり、連続試合安打は3で止まった。打率.309、出塁率.381、OPS.863となった。チームは3-2で勝利。伝統の同カード第1ラウンドを制し、32勝32敗で勝率を5割に戻した。
◆【実際の画像】伝統の一戦について、レッドソックス、ヤンキースで活躍した日本人選手の中心に吉田をすえた公式の投稿
■偉大な選手たちの系譜に続く
メジャー屈指のライバル対決に初めて出場した吉田。ヤンキース先発ゲリット・コールに対し、1打席目は右飛。2、3打席目は二直、左飛に倒れた。いずれの打席も2021年に最多勝、22年に最多奪三振に輝いた豪腕が投じる150キロ超のボールに押された。
7回の第4打席は左腕ニック・ラミレスとの対戦となったが、今度はスライダーで左飛に打ち取られた。
この日は4打数無安打に終わった吉田だったが、MLBからは主役級の扱いを受けた。試合前、公式SNSがポスター調の画像をアップ。そこには、吉田を中心にヤンキースでプレーした松井秀喜、イチロー、田中将大(現・楽天)とレッドソックスで活躍した松坂大輔と上原浩治、デーブ・ロバーツ(沖縄生まれ)の姿が…。
これまで、この「伝統の一戦」にかかわってきた日本出身のレジェンドたちとの“共演”について、公式は「吉田は今夜、初めてレッドソックス対ヤンキース戦に挑む。このライバル対決に影響を与えてきた日本生まれの偉大な選手たちに続く」と記した。
レジェンドたちと同様、ライバル対決で存在感を発揮できるか。吉田のバットに期待がかかる。
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文●SPREAD編集部
Masataka Yoshida gets his first taste of Red Sox vs. Yankees tonight – following a long line of Japanese-born players to make an impact in The Rivalry. pic.twitter.com/RQanGvD4qg
— MLB (@MLB) June 9, 2023